探偵の好奇心
探偵というのは、好奇心を持っていないと、なかなか務まる商売ではありません。好奇心というと、少しイメージが悪く思われる人もいるかもしれません。しかし決して悪い言葉でもないのです。
人間に対して興味を持つことができなければ、調査を長期間遂行することが難しくなります。興味のないことを長時間続けると、どうしても注意力が散漫となってしまいます。
すると、尾行調査をしているときに、相手を見失ってしまったり、逆にターゲットに見つかってしまったりといった、致命的なミスを犯してしまう可能性が出てきます。
また相手に対して興味を見てないと、洞察力を培うことができなくなります。洞察力とは「相手がこういう行動をすると、次はこう行動するのではないか」とか「いや、このような選択肢もあるかもしれない」とあれこれ想像をすることです。
いろいろと想像をすることで、いろいろな状況の変化にも、臨機応変で対処をすることができるようになるわけです。