休廃業・解散社数:倒産企業の3.3倍に /三重
毎日新聞 2012年05月30日 地方版
帝国データバンク津支店によると、11年度に資産が負債を上回っている状態で活動を停止(休廃業)した県内企業は328社、解散した企業は112社に上った。倒産は135社で、休廃業・解散数が倒産の3・3倍に達している。全国平均は2・2倍で、これを上回った。
業種別でみると、建設業が190件と最も多く、続いて小売業が70件▽サービス業が60件▽卸売業が50件。建設業は過去6年すべての年度で最多で、サービス業は前年度比122・2%増。
倒産も同27・3%増。東日本大震災、タイの洪水などが影響したとみられる。
同支店は、長引く景気低迷に伴う個人消費の落ち込みや震災後の電力需給問題、節約志向が事業環境の悪化を招き、倒産統計に含まれない企業の消滅などが続いていると分析している。【大野友嘉子】
〔三重版〕