細野原発事故担当相、関西広域連合会合で再稼働への理解求める
細野原発事故担当相は、関西広域連合の会合に出席して、大飯原発周辺の自治体の知事たちに、原発の再稼働への理解を求めた。
午前11時すぎに始まった関西広域連合の会合には、大飯原発周辺の滋賀県・京都府・大阪府などの知事が顔をそろえる中、政府から細野原発事故担当相らが参加した。
細野原発事故担当相は、原子力の安全を担う原子力規制庁の設立法案が国会で審議入りしたことなどを強調して、大飯原発の再稼働への理解を求めた。
30日の会合を、市議会のため欠席した大阪市の橋下市長は「この原子力規制庁で新しい判断基準をつくって、大飯原発以外は、この原子力規制庁の判断に委ねるというふうになってるんですね。じゃあ、なぜ大飯原発だけが、原子力規制庁の判断を仰がないのか。その理由がわかりません。完全に矛盾してますよ」と述べた。
細野原発事故担当相はさらに、国の新しい安全基準などについて説明した。