社会

未公開株詐欺事件初公判 松山地裁
(愛媛県)
 関連会社の未公開株を上場させるとウソの説明をして現金を騙し取ったとして詐欺などの罪に問われているインターネットサイト運営会社社長の初公判が松山地裁で開かれました。社長は詐欺の罪について「だまし取っていない」として否認しました。
 詐欺などの罪に問われているのはインターネットサイト運営会社「クリエイトネットワーク」社長の藤田和久被告(49)です。起訴状によりますと藤田被告は、クリエイトネットワークの役員と共謀し、関連会社の未公開株を「上場後に売れば儲かります」などとウソの説明をして購入を持ちかけ、現金およそ5000万円を騙し取ったとされています。松山地裁で開かれた28日の初公判で藤田被告は、詐欺の罪について「だまし取っていない」と否認しました。続く冒頭陳述で検察は「株式上場に際して証券会社が設定されていないなど上場させるメドもなく金めあてだった」と指摘。一方、弁護側は「被告は会社の資金については他の役員に任せていた」などとして詐欺罪については無罪を主張しました。次回公判は来月13日に開かれます。
[ 5/28 16:49 南海放送]