県は二十九日、関西電力管内で今夏に電力需給状況が逼迫(ひっぱく)する見通しを踏まえて、県緊急節電対策本部を設けた。六月一日に第一回本部員会議を開き、節電の行動計画など今夏の対策を話し合う。
関電管内で七月二日〜九月七日に二〇一〇年比15%以上と厳しい節電目標が示されているのを受け、初めて設けた。
本部長の嘉田由紀子知事をはじめ荒川敦副知事を副本部長に、県幹部や福本茂伸県警本部長、河原恵教育長ら十七人を本部員に据え、各部局が連携する。
具体的な対策としては、電力需給状況を含む節電関連情報の収集▽県内で取り組む節電行動計画の企画立案▽節電の啓発▽経済活動の節電対策支援▽万一の計画停電時の対応検討など−を挙げている。 (梅田歳晴)
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