2012年 5月 30日
さぬき市で火事 2人遺体で発見
28日夜遅く、さぬき市で住宅を全焼する火事があり焼け跡から2人の遺体が見つかりました。28日午後11時すぎ、、さぬき市鴨庄の無職野崎善幸さんの住宅から出火し、木造2階建ての母屋と離れの小屋合わせて220平方メートルを全焼した他、隣の家の壁の一部を焼いて約3時間後に消し止められました。この火事で、焼け跡から2人の遺体が見つかりました。野崎さんは4人暮らしで、野崎さんと長男が腕などにケガをして病院に運ばれ、妻の久江さんと次女の里美さんの行方が分からなくなっています。警察では、遺体はこの2人とみて身元の確認を急いでいます。また、台所付近がよく燃えていることから、火元は台所とみて出火原因を調べています。

岡山市でラーメン店が全焼
29日朝、岡山市中区で、ラーメン店と住宅のあわせて2棟を全焼する火事があり、この家の男性が軽いやけどをしました。29日午前7時35分頃、岡山市中区国府市場の住宅とラーメン店から出火しました。消防が消火に当たり火は約30分後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅と隣の店舗の2棟、あわせて約115平方メートルを全焼しました。この火事で、この家の男性が顔に軽いやけどをしました。現場は小学校のすぐ側で登校時間と重なり、辺りは一時、騒然としました。警察と消防で火事の原因を調べています。

五味太郎作品展
ユニークな絵とストーリーで世界的に人気のある絵本作家、五味太郎さんの作品展が岡山市で開かれています。五味太郎さんは、国内外で数々の賞に輝くなど、世界的に活躍している絵本作家です。岡山市の県立美術館で始まった作品展には、うっかりもののサンタクロースが登場する『まどからおくりもの』や、ことわざをイラストで紹介した『ことわざ絵本』など、10作品の原画、175点が展示されています。インクや水彩絵の具で描かれたカラフルな原画は、ページごとに並べられていて独創的なストーリーも楽しむことができます。この作品展は、岡山市北区の県立美術館で、7月1日まで開かれています。

障害者施設で横領 職員を懲戒免職に
丸亀市にある香川県立の障害者施設の男性職員が、1600万円余りを横領していた問題で香川県はこの職員を懲戒免職としました。懲戒免職となったのは、丸亀市にある知的障害者のための施設、ふじみ園の総務課長で53歳の男性職員です。県などによりますと、この総務課長は、2001年から今年1月までの間に会計責任者の立場を利用して、施設の積立金や職員の親睦会費など、総額1641万円余りを横領したということです。このうち1501万円は返還されましたが、ふじみ園を運営している事業団では利息を含めた全額の返還を求め、刑事告訴する方針です。また、今年3月に退任した前の園長に対しても、監督責任が十分でなかったとして戒告処分としました。施設では、今後、会計責任者を2人以上配置するなどして、再発防止を図ることにしています。

浅口市で中学校と幼稚園の合同避難訓練
海に近い場所にある浅口市の中学校で、近くの幼稚園と合同で津波を想定した避難訓練が行われました。訓練には、浅口市の寄島中学校と近くの幼稚園の園児約200人が参加。震度5強の地震が発生し、津波注意報が発表されたという想定で行われました。この中学校は、海岸からの距離が約350メートルと近く、速やかな避難が求められます。生徒たちは運動場で園児と合流した後、3人1組で手をつないで約500メートル離れた避難場所へ移動しました。今年3月、国の有識者会議が発表した新たな想定によりますと、南海トラフで最大級の地震が発生した場合、浅口市では震度6強の揺れが想定されていて、津波の高さは最大2.8メートルとなっています。寄島中学校では、今年10月にも訓練を行う予定で、新しい被害想定に沿って避難方法の見直しを検討しているということです。