ライフ電圧で磁石のNS反転に成功 阪大チーム 省電力メモリー開発に期待2012.1.13 01:12

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電圧で磁石のNS反転に成功 阪大チーム 省電力メモリー開発に期待

2012.1.13 01:12

 鉄とコバルトの非常に薄い合金でできた磁石に、ごく短時間電圧をかけることで、N極とS極の磁性を自在に反転させることに大阪大のチームが成功した。パソコンのメモリーとして現在主流のコンデンサーは、記録を維持するため常に電力を消費するが、磁石をメモリーに使えれば記録の維持に電力は不要となる。大幅な節電になり、パソコンの電池の持ちを長くすることもできるという。

 鈴木義茂大阪大教授は「大きな問題となっているIT機器の電力消費を大幅に削減できるかもしれない」としている。鉄とコバルトの合金は、磁石として一般的に使われている。成果は英科学誌ネイチャーマテリアルズ電子版に掲載された。

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