股関節脱臼は早期発見早期治療
産まれたての赤ちゃん時代には何もなかったのに、4ヶ月検診などによって異常が発見されることがあります。股関節脱臼もそうです。女子に多く、先天性と後天性がありますが、赤ちゃんの0.1%〜0.2%位に見られる病気です。
痛みがあるというものではないのですが、歩行する際に、びっこでぴょこんぴょこんと歩くようになるので、ここで決定的にわかります。しかし、できる限り早い時期に治療を行うのが望ましいです。
あまり治療が遅くなってしまうと、整復が難しくなってしまうので、後遺症として症状が残ってしまうこともあります。ほとんどの場合、4ヶ月検診によって発見されますが、お母さんが見て、赤ちゃんの左右の足の長さが少し違う、太もものしわの数が左右で違うなど、見た目で判断できることが多いので、見てみましょう。
余談ですが、赤ちゃんには顔の向き癖がありますね。同じ方向を見やすいというくせ。股関節脱臼をしている場合、この向き癖の方向と逆の足が脱臼している場合が多いということです。