女性に飲酒運転をさせて交通事故を装い、示談金をだまし取ったとして、愛知県警は同県豊明市二村台2丁目、会社員鈴木佳久容疑者(28)ら5人を詐欺容疑で逮捕し、29日発表した。全員容疑を認めているという。
ほかに逮捕されたのは、無職鈴木隆嗣(26)=同県岡崎市赤渋町=、無職疋田拓也(25)=同市赤渋町=、会社員黒柳正人(29)=同市羽根町=、会社員山崎慎一郎(28)=豊田市高岡本町=の4容疑者。
岡崎署によると、5容疑者のうち2人が、出会い系サイトで知り合った20代の女性2人に、岡崎市内のカラオケ店で酒を飲ませ、車を運転させた。その後、別の車に乗った容疑者が、女性の車にわざと追突し事故を装った。容疑者らは女性らに「飲酒運転だからやばい」と示談を持ちかけ、示談金として1人70万円ずつ計140万円をだまし取った疑いがある。鈴木佳容疑者が他の容疑者に詐欺を持ちかけたとみられている。ほかにも余罪があるとみて調べている。