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滋賀知事“大停電 責任は電力事業者”5月29日 15時35分
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滋賀県の嘉田知事は、福井県にある関西電力大飯原子力発電所が運転を再開せず、関西地方でこの夏、大規模な停電が起きた場合の責任は、「電力を供給する事業者が負うのが筋だ」と述べました。
これは、29日、滋賀県の嘉田知事が、都内で記者団に対して明らかにしたものです。
この中で、嘉田知事は大飯原発の運転再開について、「県民の命と安全性について私は責任を持っている。安全には慎重であるべきだ」と述べ、運転再開に対し、滋賀県として慎重に判断したいという考えを明らかにしました。そのうえで、嘉田知事は、大飯原発が運転を再開せず、この夏、関西電力管内で大規模な停電が起きたときに誰が責任をとるべきかと問われたのに対し、「電力を供給する責任は事業者が負うのが筋だ。知事に責任というのは筋が違う」と述べました。
また、嘉田知事は「放射性物質の拡散を予測するシステム、『SPEEDI』のデータがいまだに滋賀県には提供されていないなど、国の危機管理体制はできておらず、安全だとは言えない」と述べ、国の安全管理に対する姿勢を批判しました。
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