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ほぼ日のくびまき
エナガのねぐら
 

今日のダーリン

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・ぼくなんか、その傾向は薄いほうだとは思うんだけど、
 ことばを使って仕事をしている人は、
 ときどき「むつかしそう」なことばを使ってしまう。
 その理由は、そういう「むつかしそう」なことばでしか
 言えないようなことを言いたい
 っていう場合もあるんだろうし、
 なんか利口そうに見えるから選んでることもありそうだ。
 単純に、そのことばや、その言い回しが好きだ、
 ということも考えられる。
 
 「むつかしそう」なことばを使わないで、
 どれだけのことが言えるか?
 そこに向おうとする人と、
 向うもんかという人がいる。
 「むつかしそう」なことばを使うというのは、
 ひとつの技(わざ)みたいなもので、
 それがあるからプロなんだという考えもあるだろう。
 なかには、ほんとは技が使えてないのに
 「むつかしそう」なことばを使ってみせる人もいる。
 
 たしかに「むつかしそう」なことばや表現がないと、
 芸がないみたいで、プロっぽくないかもしれない。
 ちょっと「むつかしそう」な人たちに
 バカにされちゃうかもしれない。
 でも、「むつかしそう」なことばを使わずに、
 そうとうなことが考えられるし、伝えられるはずだ。
 ずっと、ぼくはそう思っていた。
 
 昨日、マイケル・サンデルさんと対談があって、
 夜に有楽町であった「特別講義」にも出かけたけれど、
 そうかこの人は「むつかしそう」じゃない、と気づいた。
 もともとの表現が現在使われている英語だから、
 書きことばと話しことばのちがいもないのだろう。
 しかも、もっともらしい引用とかもせずに、
 「わかることば」を使いながら、
 「わかりにくい」問題を深く追って考えていく。
 それをだれもが、真剣に聞いて共に考えを深めていく。
 ほんとうに、これはすごみさえあるもんなぁ。
 おそらく、サンデルさん自身も、どこかで
 「むつかしそう」から離れたんじゃないのかなぁ。
  
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
いよいよ高橋さんのBEGINNINGのコップ、お見せします。
 
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