- [PR]
事件
【中国書記官スパイ疑惑】大使館員として東日本大震災で活躍 「時間にルーズでとても工作員には…」との声も。謎の素顔
「日本人かと思うくらい日本語が堪能だった」。NPO法人浜松日中文化交流会の山下輝幸さんは、中国人留学生向けのイベントなどを通じて4、5年前から書記官と交流。「日本人の心を理解していた。ほかの(中国)大使館員より話しやすかった」という。
中国国内の報道などによると、23年3月の東日本大震災後には、日本を出国する在日中国人を支援するため、成田空港でバスの手配などに携わったことが中国メディアで報じられた。その際、「震災後は寝ることもできないほど忙しい」とコメントしていた。
同年10月には、都内のホテルニューオータニで開かれた江蘇省大豊市の投資説明会に出席。民主党衆院議員らが同席している。
書記官が通商担当として日本企業にも人脈を築いていたことから、公安部は企業担当者から日本の安全保障などに関する情報を入手していたか関心を寄せている。
■中国人民解放軍総参謀部第2部 総参謀部が作戦や動員、軍事偵察活動など正規活動を担当するのに対し、書記官が在籍しているとされる傘下の第2部は海外に要員を派遣して情報源やスパイ網を構築し、現地での情報収集にあたる。駐在武官が収集する外国の軍事情報に加え、身分を偽装して派遣される要員は軍事情報のほか、現地の政治・経済情報の収集も目的としている。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]