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日銀 国債の入札で作業ミス5月30日 4時2分
29日行われた、国債を発行するための入札が、入札の事務作業を行う日銀のミスでやり直される事態となり、日銀は陳謝しました。
日銀は、国債の入札や発行など、国債に関する一連の事務作業を財務省から委託されて行っています。
しかし、29日、2年物の国債の入札を実施したところ、入札に参加した複数の金融機関から「入札に必要なデータをコンピューターに入力できない」という苦情が寄せられ、財務省と調整し、午後になって改めて入札をやり直しました。
再度行われた入札では、発行を予定していた2兆7000億円程度は問題なく調達されたということです。
日銀が原因を調べたところ、入札のためのコンピューターシステムに職員が誤った数値を入力するミスがあったことが分かったということです。
3人の職員がお互いにチェックしながら入力していたということですが、誰もミスに気付くことができなかったとしています。
国債の入札がやり直されるのは初めてで、日銀は「ご迷惑をおかけして大変申し訳ない」と陳謝し、再発防止策の検討を急ぐ考えを示しました。
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