九州電力は29日、今夏の電力需要のピーク時(午後1~5時)に不足分を補う手段として期待される揚水式発電所「天山発電所」(佐賀県唐津市、最大出力60万キロワット)を報道陣に公開した。管内の原子力発電所は稼働再開のメドが立っておらず、今夏は揚水発電所の稼働率が昨年より上がる見通し。九電はトラブルによる停止を防ぎ安定稼働させるため、運転状態の監視を強化する。
揚水発電は貯水池にためた水を日中の電力需要のピーク時に落下させ、水車を回して発電する。水は夜にくみ上げ再び利用する。通常は無人で、佐賀市の総合制御所で遠隔操作する。ただ緊急時に使えなくなることを防ぐため、佐賀県内の電力需給を管理する佐賀電力センターの新開明彦副センター長は「巡視の回数を増やしたい」と話した。
九電は揚水発電所3基を持つ。管内の今夏の最大電力需要は1610万キロワットと見込み、1割程度を揚水発電で賄う計画。
九州電力、揚水発電所
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