飯山線飯山―蓮間 |
飯山市の足立正則市長は28日、市内のJR飯山線飯山―蓮(はちす)間への新駅設置に向け、検討を始めると明らかにした。並行している国道沿いに大型店が複数出店していることに加え、2014年度に予定される北陸新幹線飯山駅開業を控え、市街地がこの一帯に広がる可能性があると判断したとしている。
市は、乗降客数の見込みや地形的に駅設置が可能かを調べるため、6月4日開会の市議会定例会に提出する一般会計補正予算案に調査費100万円を盛り込む。
JR東日本長野支社広報室によると、飯山駅と、市南部にある蓮駅間の距離は約4・6キロ。市によると、この区間で並行する国道117号は、1998年の長野冬季五輪に合わせて改良され、ホームセンターやレストラン、スーパーなどが相次いで進出。飯山地方でも比較的雪が少ない地域のため、今後住民が増える可能性もあるとしている。
同市長は「市議会からの提案もあり、新駅を検討することにした。市南部に駅があると便利だ」と話している。
同広報室によると、JR線の新駅設置は、地域の要望を受けて同社が判断する。事業費の負担割合は、地元と話し合って決めるという。