震災がれき広域処理・こう考える:東日本大震災/4 安斎育郎・立命館大名誉教授 /京都

毎日新聞 2012年05月29日 地方版

 ◇反対 危険物は集中管理を−−安斎育郎・立命館大名誉教授(72)

 −−専門の放射線防護学の立場から、震災がれき処理のあり方をどうとらえるか。

 「危険物はできる限り集中管理するのが原則です。東京電力福島第1原発事故の過程で放射性物質を海に放出してしまったように、危険物を一度分散させてしまうと回収は不可能。私は『アイランド』と呼んでいますが、事故現場の近くで今後、生活の場に適さなくなった地域を堅牢(けんろう)な防護壁で囲い込み、放射性のがれきを収容、その上に比較的低線量の岩手、宮城からのがれきを乗せる。さらに放射性物質を含まない、津波によるがれきを上乗せすると、下からの放射線を防ぐ防護壁の役割が期待できると思います」

 −−国が主導する、がれきの広域処理についての評価は。

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