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1500年後見据え 住民が将来プラン策定 篠山 

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将来プランを手にするくもべまちづくり協議会の西嶋忠一会長(右)と梶谷郁雄事務局長=篠山市西本荘、雲部公民館

将来プランを手にするくもべまちづくり協議会の西嶋忠一会長(右)と梶谷郁雄事務局長=篠山市西本荘、雲部公民館

 少子化が進み、2010年に小学校が閉校した兵庫県篠山市雲部地区の住民が、「1500年の未来にむけたほんものの田舎づくり」をキャッチフレーズに、地区の将来プランをまとめた。取り組むべき内容として高齢者のサポートや特産品づくりなど8項目を掲げ、地域の見どころを紹介するマップも同時に制作した。(井原尚基)

 同地区は人口約1000人で高齢化率が37%に達している。プランは、地元のくもべまちづくり協議会が「小学校の閉校をチャンスに変えたい」との思いから、昨年9月〜今年2月にかけて計7回のワークショップを通じ内容を検討してきた。

 「1500年‐」のキャッチフレーズは、同地区にあり、県内第2位の規模を誇る「雲部車塚古墳」が約1500年前に築かれたことから決めた。基本的な方針として、住民の力を結集し、外に向かって働き掛け、持続可能な雲部づくりを目指すことを定めている。

 取り組みの内容として、高齢者や障害者の送迎サポート事業を創設することや、学校跡地を利用して交流拠点をつくり特産品を開発すること、若者向けの住宅提供などを挙げた。マップには雲部車塚古墳や紅葉の名所「洞光寺」など20カ所の見どころを掲載している。

 プランは500部、マップは1000部制作し、同地区に全戸配布している。同協議会の西嶋忠一会長(76)は「プランが“絵に描いたもち”にならないよう、学校跡を拠点にイベントを重ね、住民が集える機会を増やしたい」と話している。

(2012/05/19 09:15)

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