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'12/5/29

SPEEDI試算結果「つい見逃した」 国会事故調で福島知事

 福島県の佐藤雄平さとう・ゆうへい知事は29日、国会の東京電力福島第1原発事故調査委員会に参考人として出席し、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の試算結果が県に届きながら、データが削除されたことについて「ついつい見逃してしまった」と釈明した。

 聴取は福島市内で、公開で行われた。県は昨年3月12〜16日の間、試算結果のメール86通を受け取りながら、職員がメールを削除していた。

 佐藤知事は冒頭「共有が不十分で、県民に大変ご心配をかけた」と反省の弁を述べた。委員から情報管理の方法を問われると「(他にも)いろいろな資料が来ていた」「国から指示が来ると思っていた」などと弁明。時折言葉を詰まらせながら「情報が錯綜さくそうし、混乱していた。組織上の問題があった」と述べた。

 SPEEDIの試算結果は、原発の北西方向に放射性物質が広がることを示していたが、当初は公表されなかった。政府と民間の事故調はいずれも、試算結果の公表遅れが住民に「無用の被ばく」をさせたとして厳しく批判している。




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