イランのシステムが「サイバー兵器級ウィルス」感染、国家関与も
[ボストン 28日 ロイター] 情報セキュリティーの専門家は28日、イランを含む中東の一部システムが、非常に高度かつ強力なコンピューターウィルス「Flame」に感染していると明らかにした。
このウィルスは国家が背後にいるサイバー攻撃の一環として、少なくとも5年前に仕掛けられていた可能性があるという。
ロシアの情報セキュリティー会社カペルスキーはFlameについて、2010年にイランの核施設にウィルス「Stuxnet」を使ってサイバー攻撃を仕掛けた国が背後にいると指摘。ただ、特定の国の名指しは避け、FlameがStuxnetのように明確な狙いを持っているかどうかもまだ分からないとしている。
一方、イランの情報セキュリティー当局は、Stuxnetによる攻撃を仕掛けたとして米国とイスラエルを非難。Flameについては英語版サイトを通じ、Stuxnetと「密接な関係」があるとの見方を示した。
また、イランのコンピューター緊急事態対応機関は、国内の一部システムで大量のデータが消失した最近のサイバー攻撃にも、Flameが関係している可能性があるとしている。
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