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首相“おおい町同意 重たい事実”5月24日 12時14分
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野田総理大臣は、衆議院の特別委員会で、関西電力大飯原子力発電所の運転再開について、地元の福井県おおい町の議会が運転再開に同意したことを「大変重たい事実だ」と評価したうえで、「しかるべきときに判断したい」と述べました。
この中で、野田総理大臣は、国内にある原発50基すべてが停止していることについて、「日本の電力供給のおよそ3割が原子力に依存していたので、すべての原発が止まったままで対応できるかというと、国民生活や経済に悪影響が出る」と述べ、懸念を示しました。
そのうえで、野田総理大臣は、関西電力大飯原発の運転再開について、「真夏になってからの判断では、企業のさまざまな準備や国民の心の準備もある。立地自治体のおおい町の町議会が再稼働に同意するという意思表明をしたことは、大変重たい事実だ。今後、福井県の考えもよく聞き、周辺自治体にもしっかり説明しながら、しかるべきときに判断したい」と述べました。
また、野田総理大臣は、平成24年度予算の財源の裏付けとなる「赤字国債発行法案」の成立のめどが立っていないことについて、「現時点では、直ちに予算執行に支障が出るわけではないが、この状況は放置できないと思っているので、法案の採決ができる環境整備を一生懸命やっていきたい」と述べました。
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