国際米戦略核8割減を提言 ICBMは全廃2012.5.16 17:31

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米戦略核8割減を提言 ICBMは全廃

2012.5.16 17:31 米国

 各国の有識者が核廃絶を訴える世界規模の運動「グローバルゼロ」の米核政策委員会(委員長・カートライト前米統合参謀本部副議長)は16日までに、米国の配備済み戦略核弾頭数を10年間で現在の2割程度の450発に削減し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を全廃するよう求める提言をまとめた。米メディアが報じた。

 提言は「現代の世界において、米ロが互いに核攻撃を始めるような状況は想定できない」として、大量の核兵器には現在の脅威に対応する戦略的価値がないと強調した。

 同委員会のメンバーには、米国の戦略核兵器を一元的に運用する戦略軍司令官を務めたカートライト氏ら核戦略の専門家らが含まれている。「核なき世界」を掲げ核戦力の大幅削減を検討しているオバマ政権の政策にも影響を与えるとみられ、11月の大統領選に向け議論になる可能性もある。(共同)

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