ニュースランキング

'12/5/29

独路面電車、余生はカフェに



 「ドルトムント電車」として親しまれた広島電鉄のドイツ製の路面電車が、7月からカフェに生まれ変わる。広島市中区東千田町のスーパー前に車両を設置。欧州風の憩いの場に、引退した車両の「余生」を生かす。

 車両には現在、欧州の雰囲気を出すテーブルや座席を取り付けている。計画では、広電グループのマダムジョイ千田店前の広場に車両を置き、車内でコーヒーなどの飲み物を提供する方針。スーパーで販売する食べ物も持ち込めるようにする。

 1959年に旧西ドイツで造られた3両編成。丸みを帯びた銀色の車体が特徴で、ドルトムント市電として活躍した後、広電が購入した。81年から2008年まで広島市内を走り、イベントなどでも使われた。

【写真説明】現役時代のドルトムント電車(2007年、広島市中区)




MenuNextLast