野田首相:国会の会期延長必要「重要法案結論出す」
毎日新聞 2012年05月28日 21時38分
首相はまた、自民党が消費増税法案に賛成する条件として最低保障年金制度の導入など民主党マニフェストの目玉政策の撤回を求めていることについて「物事を通すには野党の意見をどう取り入れるかだ。これは(子ども手当の見直しなどの)蓄積があるので、党内手続きを経て合意できるよう努力したい」と柔軟に対応する意向を示した。ただ、自民党側が法案賛成と引き換えに衆院解散・総選挙を求める「話し合い解散」に対しては「政策論を飛び越えて条件をのむとかのまないという話ではない」と消極姿勢をにじませた。
このほか、首相は関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について「そろそろ判断する時期に近づいている」と近く最終決断する考えを示した。政府として再稼働が妥当と4月に判断したことに関しては「知見と対策を総動員し、今の最高レベルで判断した」と理解を求めた。【小山由宇】