片山さつき参院議員は、まず生命の危険を省みず暴力団の生活保護費不正受給に切り込むべきだった
板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」◆片山さつき参院議員が、テレビ朝日の番組「報ステSUNDAY」の「河本準一会見で国会も激論!!生活保護の実態片山さつき議員生出演」のコーナーに出演(収録場所はスタジオ外)して、涙ぐんでいた。何でも新幹線で大阪方面を走行中、乗客から「ただではすまないぞ、夫の会社を潰してやる」と嫌味を言われたのだそうだ。本人としては、正しいことをしているという思いだったからであろう。 確かに河本準一さんが母親の援助もせず母親が生活保護費を受給し続けていたのは、よくなかったかも知れない。もちろん、現行法の下で違法と言うわけではない。扶養義務があるからといって、それが直ちに河本準一さん自身が不正受給していたことにはならないからである。受給者はあくまでも母親である。咎められるとしたら、母親ということになる。それでも、いまの時代、母親だからといって、子どもの世話になりたいと思わない母親は、たくさんいる。これは人間としてのプライドないし、意地の問題でもある。 河本準一さんの場合とは違うが、これが子どもを捨てた母親が、大きくなった子どもに 「面倒をみてくれ」としがみついてくるような場合でも、捨て子は、母親の面倒をみなくてはならないのかという疑問が生じる。 ◆今回は、片山さつき参院議員が、河本準一さんにいきなり母親の生活保護費を「不正受給だ」として切り込んでいったところに、国民感情を逆撫でした感がある。生活保護費を「不正受給」問題は、いまから30数年前からある。それは、暴力団幹部や組員が不正受給しているケースが跡を絶たないからである。生活保護費をもらいながら、豪華な外車を乗り回したり、パチンコばかり遊んで暮している例が多数あった。たとえば、北九州市とか東京都内とかでの事例がよく問題視されたものである。 ところが、片山さつき参院議員は、暴力団の不正受給という大問題に切り込んでいくのではなく、本来生活が不安定な芸人をターゲットにして、「鬼の首を取った」かのように振舞っている。この辺のところに、何か弱いものイジメをしているような違和感がある。順序を間違っている。片山さつき参院議員は、まず生命の危険を省みず暴力団の生活費不正受給に切り込むべきだった。 それどころか、小宮山洋子厚生労働相まで「生活保護費を10%カットする」と公言し、本当に受給されるべき人にとばっちりを与えている。こんな悪政を許しておくと、餓死者を大量に出してしまう危険がある。 こうした対応に多くの国民は、怒りさえ覚えていることであろう。国会議員は、高給を保障されていながら、歳費カットが雀の涙で、しかも2年限りにすぎないためだ。ここにも、アンバランスさを感じるのだ。 ◆現在、生活保護費の受給者は、全国で209万人に達し、増勢は衰えをみせていない。これは、約20年にもわたり「不況」が続いているのに、「景気浮揚」に最も責任のある国会議員が、いつまで経ても、これといった妙策を打ち出そうとしていない。これは怠慢てあり、無責任というものである。大蔵省で主計官を務めていた片山さつき参院議員も、自民党政権下で議員を務めていたにもかかわらず、景気浮揚策を掲げて議員活動をしてきたとは、一度も聞いたことがない。最低ラインの生活保護費を目の仇とするくらいなら、議員歳費を半分くらいに「査定」して実施させるくらいの大英断を下して欲しいものである。貧乏人を傷めつけるのは、いい加減止めてもらいたい。 ブログランキング ◆〔特別情報①〕 小沢一郎元代表の扱いをめぐって、自民党の谷垣禎一総裁、石原伸晃幹事長ら執行部が、「小沢一郎元代表を切って、話し合い解散を約束してくれれば、消費税増税法案に賛成する」と条件を野田佳彦首相に突きつけて、理不尽にもあこぎな交渉を行っている。小沢一郎元代表が消費税増税法案に反対しているからとはいえ、野田佳彦首相の「小沢切り」と自民党が消費税増税法案に賛成することと、どう結びつくのか。「あのガキ大将がいるから、もう遊ばない」と言いがかりをつけているような子ども染みた自民党執行部の頭は、このごろ、ちょっとへんだ。 つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円) 転載元: 天地の超常現象 |
コメント(14) ※投稿されたコメントはブログ開設者の承認後に公開されます。
形山さつきのお嬢ぶりには 失笑 お笑い芸人が収入が低かった時期にご母堂様が病気になられて 働けなくなり、生活保護を受けたというのは本当なんでしょうから、これを糾弾するよりも、その後の追跡調査を怠った大阪市?が怠慢です。
さらに、小宮山大臣の母子家庭いじめ、待機児童いじめと読める子供園の構想がワタミやイオンの出歯亀起業の思うつぼなのも嫌らしいです。 お金持ちのボランティアに生活保護者がついていた仕事を回して生保者を首にしてるとか そういうところの突っ込みをマスコミが何でやらないのかといえば 利権が絡むからでしょう。 ポチ
2012/5/28(月) 午前 8:33 [ あさり ]
あさり様:
不正受給者の糾弾が、官僚らが、考えている福祉切り捨てに、繋がる事を危惧しますね!コメントありがとうございました。
2012/5/28(月) 午前 8:40 [ 短足おじさん ]
それはそれ此れは此れ・・・
又別問題じゃないですか?
アルバイトを掛け持ちしながら頑張っている若者も居ますから・・・生活保護倍増(暴力団を含めて)の今・・・私は象徴的に取り上げた事は良かったと考えています。
「生活保護には成りたくない」と頑張っている若者も居ますからね。
暴力団の話は又別・・・今回も同和等がさつき議員を早速脅しに掛かっています。
捜査権等の制度の問題で又別問題ですね。
言うは易し行なうは難し・・・
2012/5/28(月) 午前 10:32 [ 天空 ]
天空様:
須らく、是々非々ですよね!
2012/5/28(月) 午前 10:34 [ 短足おじさん ]
板垣氏は事実誤認してます。
1、河本本人が舞台で、お笑いネタとして言った。
2、女性セブンが芸人特定せずの記事を書いた。
3、2チャンから騒ぎが始まり、ネットで騒ぎになった。
4、週刊誌 実名報道をする。
5、片山氏・世耕氏が動く。
6、河本氏 テレビ会見を行う。
7、河本氏擁護が、片山氏叩きをする。
8、小宮山大臣の10パーセント発言。
民主党は、ただ、この騒ぎに便乗してるように見える。
9、ネットの追及が無ければ闇の中。河本氏母は貰い続けたと思う。
10、現在の片山氏叩きは、世論誘導だと思う。
小宮山発言で終わりにしたいのかも。
11、在日問題もあり、切り込むのは命がけだと思う。
私自身の結論 今は片山氏・世耕氏を応援するしかない。
両氏の生い立ちだの、人間性も過去も関係ない。
冷徹に、生活保護について調査をして欲しい。
2012/5/28(月) 午後 0:22
板垣氏 残念、民衆側の人ではなかった・・・と思います、
2012/5/28(月) 午後 0:24
まお様;
一律減額に言及させたのは、彼女ですよね。
無論、この問題は片山氏に利が御座います。
2012/5/28(月) 午後 0:42 [ 短足おじさん ]
まお様:
小宮山の発言は、あの悪名高い障害者自立支援法を、作った張本人の代弁だと、言う事は、ご理解下さいね。
2012/5/28(月) 午後 1:32 [ 短足おじさん ]
小宮山氏が敵なのは解ってますよ!
減額させたのは片山氏かどうか?までは、まだソースは出て来てません。
片山氏・世耕氏、敵認定はまだ早いですよ。
2012/5/28(月) 午後 2:00
まお様:
事の推移を、見守りますね!
2012/5/28(月) 午後 2:09 [ 短足おじさん ]
片山さつき ツイート https://twitter.com/#!/katayama_s
ここに意見も書けますしHPにもコメント記入が出来ます。
いま大事なのは、自分の意見を伝える事ではないでしょうか?
2012/5/28(月) 午後 2:24
了解ツイートして見ますね!
2012/5/28(月) 午後 2:38 [ 短足おじさん ]
現実の障害者の世界は、文字通り蟻地獄になってます。どうにかしないと。
ぼくも、生活保護の障害者には嫉妬もしていますがね。
2012/5/28(月) 午後 3:17 [ camen_la_iider ]
笑う様:
ご理解申し上げますね
2012/5/28(月) 午後 4:00 [ 短足おじさん ]