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福島産牛肉 産地を偽装し逮捕
5月28日 15時53分

福島産牛肉 産地を偽装し逮捕
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福島県産などの牛肉をほかの産地と偽って販売したとして、大阪市にあった精肉店の元店長が、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
警察は、原発事故の影響で被災地の牛肉の販売が不振だったため、産地を偽装したとみて調べています。

逮捕されたのは、大阪・此花区にあった精肉店「AMMS福田屋此花店」の元店長、沓掛博司容疑者(62)です。
警察の調べによりますと、沓掛元店長は、ことし2月、福島県産や群馬県産などの牛肉60パックを店頭で販売した際、鹿児島県産と偽って表示したとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
この店では、以前は「国産」と表示していましたが、去年9月に、店が入っていたスーパーから具体的な産地を求められて、うその表示をするようになったということです。
警察は、原発事故の影響で被災地の牛肉の販売が不振だったため、独断で産地を偽装したとみて調べています。
調べに対し沓掛元店長は容疑を認め、「福島県産などと正しく表示すれば、肉が売れないと思った」と話しているということです。
農林水産省は、先月、この店が半年間に1.4トン余りの牛肉の産地を偽ったとして、店を経営する兵庫県の食肉販売会社に表示を改めるよう指示していました。

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