5月7日、米著名投資家ジョージ・ソロス氏は、オバマ大統領の再選を目指す民主党系の支援組織に対して、200万ドルを寄付する意向。写真は昨年9月撮影(2012年 ロイター/Yuri Gripas)
[ワシントン 7日 ロイター] 米著名投資家ジョージ・ソロス氏は、オバマ大統領の再選を目指す民主党系の支援組織に対して、200万ドルを寄付する意向。ソロス氏のアドバイザーが7日明らかにした。
ソロス氏のアドバイザーであるマイケル・バション氏が、電子メールで明らかにしたところによると、ソロス氏は、特別政治活動委員会(スーパーPAC)の「アメリカン・ブリッジ21stセンチュリー」に100万ドルを寄付。また、全国のリベラル系団体の選挙関連活動を支援している「アメリカ・ボーツ」に100万ドルを寄付するという。
スーパーPACは各候補の選挙運動とは独立した資金調達組織。個人や企業、労組から無制限の資金調達が可能で、大きな影響力を持つが、ソロス氏は今回の選挙ではスーパーPACから距離を置いてきた。
民主党の支援者の間では、スーパーPACへの抵抗感が強いとされ、スーパーPACを通じた資金集めではこれまでは、共和党が優位に立っていた。ただソロス氏が今回、スーパーPACへの寄付を表明したことを受けて、これに追随する動きが出る可能性がある、とみられている。
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