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浪江町議会 環境相に要望5月28日 20時46分
原発事故で町の全域が避難区域に指定されている浪江町の町議会議員らが、細野環境大臣と面会し、除染や避難区域の見直しに向け、町の詳細な放射線量の測定とデータの公表を行うことや、すべての住民を対象に、国が生涯にわたって健康調査を行うことなどを要望しました。
28日、細野環境大臣と面会したのは、浪江町の町議会の吉田数博議長をはじめとする議員19人です。
面会で吉田議長らは、除染や避難区域の見直しに向けて、町内の放射線量の詳細な計測やデータの公表を行うことのほか、すべての町民を対象に、国が生涯にわたって健康調査を行うことや、内部被ばくに関する調査を含め、健康調査に関する費用はすべて国が負担することなどを要望しました。
これに対し、細野大臣は「前向きに考え、しっかりと取り組んでいく」と答えたうえで、今後、浪江町の住民と懇談する意向があることを伝えたということです。
会談のあと、吉田議長は「国から方向性が示されないなかでは、町民にはあすが見えないので、しっかり取り組んでいただきたい。大臣みずから町民と懇談したいということなので、調整したい」と話していました。
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