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福島 学校屋外プール8割再開5月28日 14時9分
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原発事故の影響で、去年、福島県内では31の自治体が小中学校での屋外プールの使用を見合わせましたが、ことしは、およそ8割で安全が確認されたとして再開することがNHKの取材で分かりました。
福島県内では、去年、原発事故の影響で、31の自治体で小中学校での屋外プールの使用を見合わせました。
プールシーズンを前にNHKが県内すべての教育委員会に、ことしの小中学校での屋外プールの使用について取材したところ、去年、使用を見合わせた自治体のうち、およそ8割に当たる25の自治体で、2年ぶりに屋外プールを使って授業を行うことが分かりました。その理由として、各自治体は、除染が終わり、安全が確認されたことなどを挙げています。
このうち、須賀川市の一部の学校では、水泳の授業に子どもを参加させるかどうか保護者に確認することにしています。
福島市も、保護者を対象にした説明会を開く予定です。
屋外プールを使用する自治体では、放射線の影響をできるだけ防ぐため、準備体操を体育館で行ったり、プールサイドに砂を持ち込まないよう注意したりするなど対策をとることにしています。
一方、郡山市など4つの自治体では、除染作業の結果を踏まえて使用するかどうか判断するとしています。
また、西郷村など2つの自治体では、除染作業は終わったものの、さらに安全を確保する必要があるとして、ことしも使用を見合わせ、屋内のプールを借りて授業を行うということです。
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