亀岡暴走、遺族が「危険運転で起訴」へ署名活動

  • 2012年 05月28日 19時31分
  • 提供元:読売新聞
 京都府亀岡市で児童ら10人が軽乗用車にはねられて死傷した事故で、遺族らが27日、自動車運転過失致死傷(最高刑・懲役7年)などの非行事実で家裁送致された少年(18)について、少年審判で検察官送致(逆送)の決定が出て刑事裁判になると想定し、より罰則の重い危険運転致死傷罪(同・懲役20年)での起訴を京都地検に求める署名活動を始めた。
 遺族らは同様の趣旨の嘆願書も地検に提出する。
 遺族らは、登校する児童らに付き添い、おなかの愛鈴ちゃんとともに亡くなった松村幸姫さん(26)の父、中江美則さん(48)を代表に「被害者遺族会」を結成。署名用紙には「事故は過失ではなく故意的な犯行」と記しており、この日、知人らを訪ねて協力を求めた。
 少年は無免許だったが、危険運転致死傷罪の構成要件にないとして、同罪の適用は見送られた。

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