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福田知事、渡辺氏の批判に反論 自民にはエール、蜜月演出

(5月28日 05:00)
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 福田富一知事は27日、宇都宮市内のホテルで開かれた自民党県連の政治資金パーティーであいさつし、一部報道でみんなの党の渡辺喜美代表が福田県政に対し「除染など原発事故対策が遅い」などとコメントしたことに対し「除染は環境省の同意がなければ先に進めない。(国会議員として)責任転嫁でしょう」と強い口調で反論した。

 福田知事が政党の会合に出席するのは、25日の3選出馬表明後初めて。これまで渡辺氏への批判を慎重に避けてきた福田知事としては、異例の反論。会場では名指しこそしなかったものの、かつて近い関係だった渡辺氏との溝を感じさせた。最近は渡辺氏も福田県政に対し「特筆すべきものがない」などとコメントしており、対立候補を擁立するのかに注目が集まっている。

 一方、福田知事は自民党に対して「決められる政治を進めてほしい。自民党が政権を取れるよう、一緒にがんばりたい」とエールを送り蜜月ぶりを演出。来賓として出席していた同党の谷垣禎一総裁は「福田知事の3選を全面的に支援する」と表明した。

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