自然素材の空間

最近自然素材が注目されてきたことがありますが、住宅などにも自然素材にこだわった体にやさしい住まいが注目される ようになりました。居心地の良い住まいとは、住むことでリラックスできるストレスのない空間であるといいます。住居 に化学製品ばかりを使ったものであることで、アトピーやアレルギーを引き起こしてしまいがちなのは、よく知られてい ることろですね。

自然素材の住まいで生活することで、「朝の目覚めがよくなる」ということもありますし、「アトピーの症状もやわらい だ」ということもあるということです。安心・安全・健康的に暮らせるというのは、当たり前なことでなくてはいけない と思う人は多いことだと思いますが、なによりも子どもやお年寄りなど弱い立場の人たちにとっても、自然素材は必要な ことだということでしょう。

しかし、日本住宅の現状は大量生産や施工のしやすさなどから、化学合成物質が多く使われているということがあります 。その上平均26〜30年という短命な日本の住宅は大量の廃材までも生み出しているといいます。それらの産業廃棄物の問 題でも日本が抱える深刻な環境問題の一つでもあるということですね。

最近はそれに加えて「耐震性・温度調整」ということにも注目されていますので、日本の風土に適応した自然素材を使っ て現代的にアレンジしている家・住む人の健康に配慮した家などをデザインしたものが多いということです。住宅年齢で も100年間は維持できるようにとすることで、住人のライフスタイルに合わせて生活のしやすさと、地球環境にも優しい家 づくりが多くなってきたということでしょう。