日本の住宅事情
最近の日本の住宅事情は、建売住宅の販売が好調だということがあります。それは、低金利や住宅地地価のなだらかな下 落、建売供給各社での工期短縮をはじめとするコストダウンによって、購入しやすい価格への移行が要因であるというこ とがあります。
日本の住宅事情といえば、先進国と比べると建物の寿命が短いということがあります。イギリスでの住宅事情は、141年、 フランスでは85年そしてドイツでは79年、アメリカが103年であるのに比べると、日本ではわずか30年ということがありま す。これがすべての世代ごとに家を新築しなければならないということや、住宅ローンの問題などのこともあるようです 。
イギリスでは、3世代にわたって住み継がれるのが通例だといいます。誰かがその住宅を住み継いでいくことができるので あれば、国全体としてもおよそ3世代分をその住宅が機能して価値を持つということがあるのです。また、周辺の環境など のことを考えても住宅が頻繁に建て替えが行われないために、街並みや景観も保全されるということがあるということで すね。
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最近は、品質の良い中古住宅を購入してリフォームやリノベーションをして住む人が増えているといいます。それは新築 が買えないから中古物件を購入するのではなく、日本人がイギリスのように住宅の本質的な価値に目を向け始めてきてい るということに他ならないということがあるでしょう。しかしまだまだ、「日本の中古住宅市場が未整備であるというこ とと」、「住宅を社会資産とみなさない」ということがその根底にはあるようです。