国会事故調:枝野氏「情報集約で反省」参考人招致で認める

毎日新聞 2012年05月27日 21時56分(最終更新 05月28日 00時49分)

東電福島原発事故調査委の第15回委員会に参考人として出席し、渋い表情を浮かべる枝野幸男経産相(前官房長官)=東京都千代田区の参院議員会館で2012年5月27日午後2時36分、矢頭智剛撮影
東電福島原発事故調査委の第15回委員会に参考人として出席し、渋い表情を浮かべる枝野幸男経産相(前官房長官)=東京都千代田区の参院議員会館で2012年5月27日午後2時36分、矢頭智剛撮影

 東京電力福島第1原発事故に関する国会の事故調査委員会(国会事故調、黒川清委員長)は27日、事故当時、官房長官だった枝野幸男経済産業相を参考人として招致した。枝野氏は「情報を政府として十分に集約し、それに基づく予想、想定ができなかったことこそ反省すべきだ」と述べ、情報集約と提供が不十分だったと認めた。

 聴取では、政府のスポークスマンだった枝野氏が記者会見で、放射性物質による健康への影響について「直ちに影響はない」などと繰り返し述べたことに批判が集中した。

 枝野氏は「すぐには問題にならないということで使った」などと釈明。しかし聴取の最後に、「私の思っていたことと被害者の受け止めとの間に、こういうずれがあったんだと改めて認識し大変申し訳なく思っている」と謝罪した。

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