ヤンマーミュージアム:長浜で着工へ 家族で楽しめる施設に−−来春完成予定 /滋賀
毎日新聞 2012年05月16日 地方版
農業機械など産業機器大手の「ヤンマー」(本社・大阪市)が創業100周年記念事業として建設する体験型展示館「ヤンマーミュージアム」の地鎮祭がこのほど、建設予定地の長浜市三和町であった。
同市はヤンマー創業者、山岡孫吉氏の生誕地。同社滋賀研修所の跡地に2階建てのミュージアム(延べ約3000平方メートル)を建設。同社の人気マスコットキャラクター「ヤン坊マー坊」が館内を案内。歴代の農業用小型ディーゼルエンジンや船舶エンジンなどを展示し、小型エンジン製作の体験工房も作り、家族連れで楽しめる施設を目指すという。
事業費はミュージアム南に建設する「ヤンマーグローバル研修センター」と合わせ、約22億円。完成は来年3月下旬の予定。11日の地鎮祭には藤井勇治・長浜市長や三澤廣人・ヤンマー専務らが出席した。
建物の壁などは黒やグレーの落ち着いたイメージにする予定で、同社は「近くの黒壁スクエアの雰囲気に溶け込むようなゆとりの空間にしたい」と話している。ミュージアムはJR長浜駅から南へ徒歩約8分。【桑田潔】