仲介手数料の裏1
ご存知だと思うが、仲介手数料とは、物件を紹介してくれた不動産屋に対して支払う手数料のことである。家賃の1ヶ月分というのが一般的になっているが、最近では半月分というところも出てきている。
実は、この仲介料についてはちょっとした裏がある。
国土交通省の告示では『 宅地建物取引業者(不動産屋)が貸主、借主から受け取る報酬(仲介手数料)の合計額は、家賃の1ヶ月分以内とする。貸主、借主の承諾を得ている場合を除き、それぞれから受け取る報酬額は家賃の0.5ヶ月分以内とする 』と定められれている。
家を借りる側、家を貸す側、合わせて1ヶ月分、というのが上限なわけである。
つまり、物件を借りる側ではなく、家主が1ヶ月分全額の負担でも問題はないのである。
これまでは家主の力が強かった為、当たり前のように家を借りる側が全額支払うとされてきていたのだ。昨今、この状況が崩れかけている背景には、空き部屋に苦しむオーナーが多いことが伺える。借主にとってはうれしい話だが、オーナーにとってはあまり芳しくない状況であるのだ。