飲酒運転:懲戒処分2件 県、事態重視で対策 /福井
毎日新聞 2012年05月25日 地方版
職場の懇親会で飲酒し、車で帰宅中に道交法違反(酒気帯び運転)容疑で検挙されたとして、県は24日、坂井農林総合事務所技術経営支援課の主任(44)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。主任は同日付で依願退職した。事態を重く見た県は、上司が職員の車の鍵を預かり、代行運転などの利用を確認した上で返すなどの対策を決めた。担当課は「ここまで細かく規定するのはどうかという考えもあるがやむを得ない」としている。
県人事企画課によると、主任が所属する部の懇親会が22日夜、福井市内の居酒屋で開かれ、主任ら約20人が参加。最後まで残った主任は自分の車で自宅に向かい、同市長本町の国道8号でパトカーに呼び止められた。ビールを中ジョッキ5杯ほど飲んでいたといい、呼気1リットル当たり0・15ミリグラムのアルコールが検出された。「普段は代行運転を使っているが、魔が差した」などと話しているという。