このコラムは、以前恋愛関係の記事を探してネットサーフィンしていたときに、偶然見かけた、
「イイ男は、日頃はうまくブレーキを踏んでいる」
という主旨のことを書かれていた記事を見て、「なるほど~」と感心したことが元ネタになっています。もう2~3年も前のことなので、どこのサイトの記事だったかは忘れましたが、Allaboutのどこかの記事だったかもしれません。
確かに、自分がある程度女性にモテると自覚している、あるいは、アクセルを踏みさえすれば彼女を作ることができると自負している男性は、今の彼女や奥さんを大事にして、無用のトラブルを招かないために、モテアクセルを踏まず、意識的にブレーキを踏んでいると思います。
私自身も、新しい相手を探して、新たな出会いを作ろうと思うときの行動パターンと、それをしないときの行動パターンは明らかに違います。私の場合、自覚的にアクセルを踏まないと恋愛が始まらない人なので、モテアクセルを踏むときも、ブレーキを踏むときも、意識的にやってきました。
たとえば、飲み会やパーティーで新たな出会いがあったとき、
【ブレーキ中の場合】
名刺は渡すことが多い
相手の電話番号はあえて訊かない
個人的に会う約束はしない
【アクセル中の場合】
名刺を渡すときに、相手の連絡先ももらう
電話番号か、携帯メールを教えてもらう
とりあえず1回は、連絡してみる。
反応がよければ、しばらくメール交換などをして、二人で会ってみる。
大抵の男性は、こんなふうに、自然に切り替えていると思うんですよね。
でも、中には切り替えができない人がいます。
今彼女がいても、別の女性を口説く行動に出てしまう。
あるいは、そんなつもりはないのに、
どういう訳か、女性を前にすると口説いているように見られてしまう。
(実際にそのような悩みの相談をうけたことがあります)
ブレーキがかけられないのには、メンタルな理由がある場合が多いと思っています。
子供時代に、母親に捨てられることをいつも怖れて生きてきた。すると、女性と見ると、去っていかないようにつなぎ止めたくなってしまう。口説いているつもりは(意識的には)ないのだけれど、どういう訳か、結果的に恋愛になってしまう。
ひとつの典型例は、こういうパターンです。
自分の中にある「寂しさ」と、きちんと向き合うことができていないんですね。無意識の中に閉じこめられてフタをしている感情が、行動面ににじみ出て影響を与えているんですね。
モテたいときにはモテることができ、
そうでないときには、モテずに、トラブルを避けることができる、
大人のイイ男は、きちんとアクセルとブレーキを使い分けられる男です。
【意識的なアクセル】
女性をホメる、食事に誘う、告白する
【無意識のアクセル】
目をじっと見る、せつない顔をする、淋しそうな笑顔を見せる
妙に体の距離が近い、必要以上に相手にのめり込んで話を聞く
【ブレーキ】
ホメるのは、社交辞令+α程度のところまで
勘違いされそうな、誘い方はしない
普通に見る。淋しそうにしない。明るい笑顔で接する。
普通の距離。相手との、適切な心の距離を保つ。
あなた(女性)に近づいてきた男性は、アクセルとブレーキを使い分けられる男ですか?
独り身で淋しいときは、男性はアクセルを踏みがちになります。だから独身男が多少ガツガツしているように見えても、それは大抵問題ないし、自然なことです。
でも、その彼は、既に彼女がいたり奥さんがいるのにモテアクセルを踏んでいたりしませんか?だとしたら危険です。
きちんとアクセルも踏めるし、ブレーキも踏める。
両方出来るのが落ち着いた大人の男です。
しっかり見極めましょうね。
なお、アクセルが全く踏めない男性も、問題アリだと思います。人畜無害な、弱い男性を選ぶと、結婚した後で「この人頼りない」と嘆くことになります。もしあなた(女性)が、こういう人を選ぶ傾向があるとしたら、自分の恋愛傾向について、今のままでいいか、一度よく考えてみましょうね。
大事なことは、
きちんとアクセルも踏めるし、ブレーキも踏める。両方出来る落ち着いた大人の男を選ぶと決めることと、それを実行できるだけの心のゆとりを持っておくことです(一人になると孤独で怖くて仕方ないような、弱い心のままでは、問題のある男でも、「とりあえず」すがってしまいますので)。
まとめますと、
★問題のある、モテる男は、ブレーキがない
★落ち着いた大人の男は、アクセルを踏むべきところでアクセルを踏むが、
 ブレーキを踏むべきところでは、きちんとブレーキを踏んでいる。
相手選びをするときには、こんなところにも、ちょっと目を向けてみてくださいね!
私が今、関係を終わらせようとしている男性がまさにこのタイプです。「無意識のアクセル」という表現があまりにも言い得て妙で、久しぶりに笑みがこぼれてしまいました。
本人も幼少期の母親との関係に気付いているのですが、逆にそれを理由にして、女性から尊敬されたり、強い好意を抱かれると自動的にその女性と関係を持ってしまうと言い訳にしている面があります。私は、依存的な恋愛をしているため内心は非常に苦しみますが、泥沼的な関係になりたくないのと彼から軽蔑されたくない気持ちもあって、いつも理解を示し一旦は身を引きます。でも、そうすると必ず彼の方から、「一番大切なのは君だ」とか「今まで以上に愛している」というようなメールが届きます。そして、新しい彼女と問題があったり、彼女と会えなくて寂しい時になると「今、君がここにいてくれたら...」とか、彼女に隠れて「本当は君といたいのだけど...」と続きます。結果的には、いつも彼とその時の彼女の仲が良い期間はたまにメールする程度、二人が喧嘩をすれば私の所に戻って来て、でもまた二人が仲直りをすると私が取り残されるということを繰り返しながら、最高でも3ヶ月程度で元の状態に戻るというパタンーンでした。彼が振られた時には、勿論私が慰め役です。
6年近く続いた関係の中で、彼の良い所も弱い所もすべて受け入れ、私が彼の非常につらい時期を支えてきたという絆もあり過去2回の本気の浮気(その他、無意識アクセル全開の短期のロマンスは把握しているだけで10回以上)は、何とか乗り切ってきました。しかし今回は、相手の女性をビジネス・パートナーとして事業を立ち上げたと事後報告があり(この女性は新婚ですが、完全に彼の虜になっているそうで、ビジネスを口実に、夜遅くまで二人きりで合ったり、遠出をしているようです。)、相変わらず「愛している云々」のメールが届きますが、二人の関係によって私の自己評価が毎日のようにコロコロと変わってしまう状態に逆戻りするのが嫌で、毅然とした態度を取ろうと決心しました。
こうやって文章にしてみると、どうしようもないダメ男だなぁと改めて思います。このまま関係を続けても、一瞬の愛情の代償として、殆どの時間を惨めな気持ちで過ごすことになるだけでしょう。でも私の苦しい時期に誰にも真似のできない献身と優しさで私に寄り添い癒してくれたのも彼です。彼には感謝の気持ちとともに、絆の様なものを感じており、いつか恋愛関係を昇華させた友情に変わってくれればと密かに祈っています。
コメントを書いているうちに、自己完結して癒された気持ちになってきました。(理性ではわかっていても、毎日、起きている時間の殆どを自分の醜い気持ちに支配され、とても苦しい思いをしていました。)長文のコメント、お許しください。でも、今、何かが心から流れ出たような気持ちがします。願わくば、明日もこの晴れ晴れとした気分が続きますように(笑)
投稿者 Randybunny : 2009年12月15日 15:38