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オグリキャップに魅せられて
男だらけの競馬の世界、現場で働くトラックマンも男性中心の職場というイメージがある。ところが、人数こそ少ないものの女性のトラックマン(ウーマン?)も存在する。今回の記者王国では女性トラックマンのダービーニュース沢田美紀さんにスポットを当ててみた。
「競馬との出会いは大学生の時です。ちょうどオグリキャップが活躍し、第二次競馬ブームの真っ最中でした」
当時は空前の競馬ブームで、オグリのラストランとなった第35回の有馬記念では17万7,790名が中山競馬場に集まり同競馬場の最高入場者数を記録した。
沢田もそんな大観衆同様オグリキャップに魅せられた一人だった。オグリが引退しブームは一段落したが沢田の競馬への情熱はおさまらなかった。
平日は普通に学校へ通う女子大生、週末は競馬場通いという生活を送っていた沢田だが、4年生になり就職という二文字がちらつき始める。そんなある日、就職課の掲示板に目が止まった。
[ダービーニュース社 昨年度実績男子1名]
それは競馬の専門紙の求人だった。当時は女子大生だったが、馬券のほうはナカナカの成績だった。
好きな競馬の仕事ができると思った沢田は、ダービーニュース社の入社試験を受けることになる。ところが、当時は空前の競馬ブームで入社試験には多くの希望者が集まる。
「試験は作文から始まり、筆記試験を経て面接という流れだったんですけど、試験会場の湯島会館の宴会場が入社希望者であふれかえっていたんです」
この狭き門をなんとか通過し、結果は見事に合格。同期は4人(男性2人、女性2人)だった。
第2話 編集からトラックマンへ
無事ダービーニュースに入社した沢田の最初の配属先は…(続きは9月7日公開予定)