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最終更新:2012年5月23日(水) 9時43分

米での対日世論調査、高い信頼度保つ

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 外務省は22日、アメリカで行った日本に対する世論調査の結果を発表しました。日本に対する信頼度は去年とほぼ横ばいで、80%以上という高い数値が出ました。

 調査はアメリカの18歳以上、1200人を対象とした「一般の部」と政官財やマスコミなど200人を対象とした「有識者の部」に分けて、今年2月から3月まで電話で行われました。

 調査結果によると、一般の部で84%、有識者の部で90%が「日本を信頼できる」と答え、日米関係については一般の部で80%、有識者の部で89%が「極めて良好」または「良好」と答えました。

 日米安保条約については、「維持すべき」とした人が一般の部で89%、有識者の部で93%、条約がアメリカ自身の安全保障にとって「極めて重要」もしくは「ある程度重要」と答えた人は、合わせて一般の部で90%、有識者の部で86%でした。

 また、日本、中国、ロシア、「その他の国」の中でアジアにおけるアメリカの最も重要なパートナーの国を聞いたところ、一般の部では日本がトップの50%、次いで中国が39%でしたが、有識者の部では日本40%、中国54%と逆の結果になりました。「日本」と答えた人は、日米の政治的な結びつきを理由に挙げた人が最も多く、中国と答えた人は「貿易・経済関係」を最大の理由に挙げています。

 さらに、「一般の部」でのみ実施されたアメリカの日本に対するイメージは、「豊かな伝統と文化を持つ国」、「経済力・技術力の高い国」、「アニメ、ファッション、料理など、新しい文化を発信する国」などが90%以上の高い数値が示されました。(22日19:17)

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