玄奘三蔵は
ただ、観世音菩薩と
般若心経を心に
念じたという。。
むかし、法師が
蜀の国にいた頃に
身体中の瘡(できもの)の穢れで
衣服の汚れた病人がいた
法師が介抱してやると
お礼に
このお経を授けられた
西域を旅行中も
いろいろな悪鬼が
自分をめぐって前後するのに会った。
その時、観音を念じても
それらの悪鬼を
去らせることはできなかった
が、
この経(般若心経)を読誦すると
声を発して皆消えてしまった。
危険なときに救われたのは
実に、この経のおかげであった。
一般に、
般若心経は
玄奘三蔵訳と
いうことになっているが
玄奘三蔵よりも
先行する
様々な
般若心経があったようだ
弘法大師様は
『般若心経秘鍵』で
「今の訳は、羅什三蔵のものである」
としているが、
現行の般若心経は
(佛説)摩訶般若波羅蜜多心経。
遠離(一切)顛倒夢想・・
以外は
ほぼ、玄奘訳に全同である。
玄奘三蔵が
お唱えしていた
般若心経は、羅什訳だったのか・・・?
なぞである・・
不思議である・・
しかし、
観音を念じて
ひたすら修法して
一生懸命に観念を凝らしても
やはり、、、
むだのようだ・・・・
般若心経一巻。
ただ、
読誦するのみである。
0 コメント:
コメントを投稿