2011年9月30日金曜日

聖教は、佛そのもの





悟りへの

階梯を示す

その経路。


「道」そのものだ





チベットでは

礼拝の対象で

「聖教」は本尊様だそうだ。。


次第を拝む。ということは

次第そのものを

本尊様として

仰ぎ奉ることにほかならない。。



般若心経も

経本そのものを

ありがたく拝するのである。


ハンニャハラミッタ

ハンニャハラミッタ

ハンニャハラミッタ

ハンニャハラミッタ

ハンニャハラミッタ


ダ~イ、ハンニャ~ハラミッタッ!!

般若十六善神






16人の、神様たちが

取り巻いて

護っている。。


おじゅっさんも

取り巻いて

お守りくださるという。。


なんとも

ありがたいことだ。。



この絵を見て

それがどういう意味なのか

理解できる人も

少ないようだが、、


般若心経のパワーも

それでは、イマイチのようだ・・

2011年9月29日木曜日

伝法の嫡庶






弘法大師の密教は

三十六流と呼ばれるほど

たくさんの流派に分かれることとなる。


安祥寺流と三宝院流が

嫡庶を争った話は

有名だが、、


自分の受けた法流や

法脈が

いかに正当なものかを

示すための

証拠があれやこれやと

必要なようである・・・


如何に大法螺窟が

怪しかろうとも

証拠の品さえあれば

納得せざるを得ないであろう。。


「印信」コレクターも

近頃、沢山いて

最初に許可証を授かると

あとの出席は

しなかったりするようだ・・・




講習会や伝授会

勉強会が

たくさん開かれて

若い僧侶たちが

学ぶことは

大変重要で必要なことだが


正統に学んだか

そうでないかでは

明と暗が

はっきりと分かれるように


よこしまに学んだのでは

天の助けもないし

はっきり言って

効果もないようだ・・・

2011年9月28日水曜日

法界体傅法灌頂





お大師様が

入唐されて

6月、7月、8月と

つづけて灌頂を受けられた。


ウルトラC級の

とんでもない出来事だが、、


今の人たちは

そんなことはお構いなしに

勝手に習わぬ経を読み、

伝授もされていない

十三佛真言をホシイママニ

乱誦している・・・


「学ぶ」ということは

すなわち、

「さとる」ということ。


まなぶ「だけ」。とか、

そんな、単純なことではない。。


伝授という儀式も

目には見えない

不思議の世界・・・


法界を体とする

灌頂の儀式も

ただ、遊び事を

演じているものではない。


浴油が何故、最高の

秘儀なのか・・?



手順を踏まねければ

この難解なパズルだけは

解けるはずもない・・・


フフフ・・・

越三摩耶戒





破戒僧が、

何を言っても

人々は

聞く耳を持たぬようである・・・


持戒堅固で

厳しいおじゅっさんの

言うことならば

厳格に申し付けを守るのであろう。。


佛教には戒律がないとか

密教では三摩耶戒だけでいいとか

いろんなことを言う人がいるが

佛性三摩耶戒だけは

超えてしまえば

どんなことをしても

悟りにはいたらないし、

神仏の加護すらもないという・・・





商業ベースで

「聖天浴油法」次第が

本屋さんで売っていて

一般人でも手に入る。


売れればいい。。


オマケで伝授も

あるという・・・



商業ベースで

あまり、厳格なことも言えないようだが、

本屋さんと提携して

伝授(講習会)とセット販売・・


一般人でも

未灌頂者でも

参加自由のようだけど、、

むかしは、

こんなことはなかった気がする・・


厳格さと

法の尊厳が

失われて行く・・・


それで本当に

良いのだろうか・・・?



チベットのラマが

日本で、諸尊法伝授などを

一生懸命に授けて

「どうも、、伝授していて

拝む人に、頭がおかしくなる人が

多いようですが~・・・」

目には見えない

護法神たちが、、

どうやら、本当にいて

「聖教」を

護っているって

本当のことのようです。


清瀧権現や高野大明神が

聖教を護るという

御誓願は

いまもなお、

あるように聞く。。




「法に当てられる」

などと言って

師資相承の法を

守らねば

師資共に益に

ならないのみならず、

師資共に

越法の罪を

免れぬようである・・・

2011年9月27日火曜日

菩提への思慕








三井英光老師さまの

卒寿記念の限定出版で

直接、、

いただいたものです。


超豪華サイン入り本ですが、、

ご自身の用に

されてたのを

ひょっとして、

くださったのか・・・?


(;゚Д゚)!今から、20年前?




本も、古くなるわけだ・・

有為と無為





近頃、発売された

「聖天浴油法」

に、

慈雲尊者の言葉を引いて

有為、無為を述べている。。


奈良のあじさい寺で有名な

矢田寺さんに

慈雲尊者ゆかりの

お聖天様をお祭りするという。


是非一度、

拝みに行って

おご馳走に

なってみたいものだ・・・

2011年9月26日月曜日

交飯(きょうぼん)





浴油供でも

厳儀には

「交飯」が供えられる


本来は

「まぜご飯」である


ご飯の上に

あずきをひっつける


後七日御修法でも

同じようにお供えする






「おじゅっさん、

おせきはん、いりますで?」



葬式、法事には

必ず、赤飯がつく。

丁寧な家では

お餅もついていたそうだ。。


巻き寿司や、

バラ寿司(ちらし寿司)

お煮染めや

ズキガシ(芋茎・ズイキ)


文化が豊かで

いろいろな手間暇かけた

いろいろな食材を用いた

もてなしの料理である。。










普段、仲の悪い

ご近所さんが

お葬式の時に

寿司をして、

赤飯たいて、

持ってきた。

「喧嘩売っとんかッ!!」

・・・・

などと、

笑うに笑えない話もある・・








京都の方では

弔時には「くろまめご飯」

らしいが、、


徳島では

「しろむし」と

「あかまんま」の

区別がないようだ・・・


せめて、

「あかまんま」は

もう少し赤くしたほうがいい

かもしれない・・・

本日のスーカラマッダヴァ






今ではあまり

見かけなくなってしまった

自宅での

法事のお膳。


「おじゅっさん

お墓は、行ってくれるん?」



「むかしから、行ってません」

「待っております」



お墓参りまでは

同行しないのが

古いしきたりで

門徒さんなどは

必ず同行するようだが

どうやら、

他宗派の作法を

勘違い、思い違いで

真言宗に押し付けようと

企んでいるようだ・・・








すき焼きと土瓶蒸しの

「スーカラマッダヴァ」・・・

ダブルで

焜炉を燃やす・・・


みるみる

室温が上昇する・・・




手を変え、品を変え、

いろいろな趣向を

凝らそうとするようだが、、、


まだまだ暑い

残暑、まっただ中ではある・・

又の印






盛岡聖天さんが

「又の印っていうのは

秘印です。」と、

おっしゃっていた。


聖天浴油供次第に

「又の印」が

出てくるが、、


二つ出てくるということは

普通には知られない

明と暗があって

秘伝の部分らしい・・・


秘印と書いて

口伝まで

書き込んだ次第もあるが

本来は

本当に師資相承で

秘密の伝承を

守ってきたんだろうなぁ・・・


一般人も

本屋さんやネットで

浴油次第を

購入出来、

動画やDVDで

加行、護摩、法会と

真言密教の

秘密とされてきた

大部分を伺うことが

できるようになった今の時代・・


情報化社会で

我々おじゅっさんは

情報だけを伝えるのか・・?!











「カキハミコソアマケレ」で、

柿の甘味を

伝えることができるだろうか・・


フフフ・・・

三井英光大僧正











ああ、今では

伝説の人となってしまったのか・・・


そういえば、

本屋さんに

たくさん並んでいた

三井老師の

著作物も

今ではあまり見かけなく

なってしまったようだ・・


若かりし頃、

伝授を受けた諸大阿も

写真と、資料でしか

知ることが

できなくなってしまったようだが


ネット検索や

ウィキには

まだ出てはこないようだ・・


いまだ、名をも聞かず、

いまだ、お姿すら

拝したことのない者にも

御影を拝して

結縁となるように。。


    南無大師遍照金剛。

2011年9月25日日曜日

大~日如来ッ!!





すべて中台の徳。

ということで、

どこに落ちても

「大日如来」ということにする。






「えっ、ほんとですか?」

と、疑う人。



「¥@:@!!?

ありがとうございますっ

ありがとうございます

ありがとうございます

ありがとうございます。。」

涙を流してボロボロで

感激する人。



いろいろな人がいた。

結縁灌頂。









湯島の霊雲寺では

投華得佛で

いろんなほとけさんに

ご縁を結ばせて

いただくことになるようだが


それが、

ありがたいと思えるか、

なんとも思わないか、、

人それぞれだろうけれども

おじゅっさんとの

「ご縁」も

そんなものなのか・・・

浴油供の醍醐味





やはり、浴油供は

最高だと思う。。


ご尊像に

直接、油をかけたり、

ご尊像を手にとって

油を拭う。。


こんな、ダイナミックな

ふれあいのある

仏像は他にはない。。


ごま油が「くさい」とか

油が飛び散って「きたない」とか

そんな、感覚の人もいるみたいだが

護摩行者が

穴あきで、スス汚れた

法衣を「拝みこんでいる証し」

として、

誇らしくするのと同じで

浴油で油まみれな法衣も

また、

お聖天様と

ふれあい、共に

油にまみれた

その、ありがたい証拠なのである。。









中華料理屋の鍋のように

コテコテだった

三井英光老師様の

「お多羅」・・・


毎日、浴油してたら

あぁなるんやろな・・


御影堂のお大師さんの

大壇(中壇というが、、)も、

壇燈の油で

ギトギトになっていたが

密教の「醍醐味」って、、


やっぱり、

バター油(酥油)だらけの

油まみれで

ギットギットな

ディープな世界なのだろう・・・


フフフ・・・

2011年9月24日土曜日

浴油供次第





お彼岸は

ご先祖さんや

お墓参りを

する行事。になってしまっていますが

六波羅蜜。


一般在家者は

特に、、

布施波羅蜜を

修行する「修行期間」です。


一週間、「期限り」で

浴油供が修法できればいいが、

大寺院の行者様のように

それだけしていればいい

という身分ではない・・・

買出しで

使いっぱしりから

電話当番。

墓掃除から

法事まで

こなさなければならない・・・





本日の浴油次第は

生駒山宝山寺、

湛海和尚所伝のものと言われる。。


三井英光老師様の

普通に伝授された次第は

妻沼歓喜院のお次第

のようだが、、

一般に出回っているものは

あちこち手直ししなければ

使えない誤植が幾つかある・・


生駒山の次第は

地蔵院流(中性院流)のようだが、、

三井老師は

「あまりよろしくない」

と思われたようだ・・


木喰以空上人の次第も

よく似た構成になっているが

ややこしい

印明がたくさん出てきて

たのしい。


「雙身の利生」は、

どうやら

ことごとく大法螺窟に

あるようだ。。

ありがたい。



フフフ・・・

2011年9月23日金曜日

亀屋






亀屋清永さんの

「清浄歓喜団」。。



普段は、

業務用なので(?)

包装や

箱までは付いていない


人に差し上げる用には

注文して

きちんとしてもらう。。


「歓喜団のいわれ」も

入っていて

ありがたい一品だ。

台風の後、、、





ずいぶん寒くなりました・・

夜、20℃


朝方は

もう少し、冷えただろうか・・


腰の辺りまで

水に浸かった地域も

すぐ近くにあるようだが

泉山は、

小高いところにあるようだ。


天井から

雨が降ってきて

沢山たまり、

お大師さんや

あみださんも

ただ、

ニヤニヤしながら

見てござる・・・

華水供






村人たちは

お盆になると

「ハナミズ」を

お供えするという・・・


なんだか、、、

あまり、

綺麗な気がしない・・



「聖天華水供」には

「華水器」という

専用のうつわを用いて

お聖天様に

お花を浮かべた

「水」を

献じるのである。。



「沐像作法」「沐浴作法」

と言って

「香湯」を以って

尊像に「お湯」をかけることもあるが

これは、今現在では通常、

開白、結願の座に

行われるだけである。。


三宝院の口伝では

常に一甁の香湯をもって

洗浴する。。とある。


誤って

一甁を聖天壇に

置いたのではない・・

誤りを伝えることは

尋常のことではない・・

いろいろな秘伝が

そこに隠されているようだ・・

2011年9月22日木曜日

精進落とし・・





朝っぱらから

すき家へ行って

「朝定食」。。

¥280

牛丼(並)が¥250

になって、、

安いからといって

朝っぱらから

注文してしまった・・


フフフ・・・



徳島新聞では

お彼岸特集で

葬儀屋さんの宣伝広告と

「葬祭マナー」が

掲載されていたが、


葬祭ディレクター1級、2級が

得手勝手に

新しい作法を作って

洗脳広告しているようだ・・



「初七日は、いつするのか?

最近では、還骨勤行の後に

初七日の法要を繰り上げて

営むことが一般的となっています。

僧侶には骨迎えのお経に続いて

初七日のお経をあげてもらい、

一同が焼香をします。

初七日法要が終わると、

僧侶やお世話になった

方々に、酒食を振る舞い

労をねぎらう

「精進落とし」を行います。」

・・・・・・・・







・・・

なんだか、

別々のお経があって

おじゅっさんが

なんどもなんども

お経を上げてくれるような

そんな期待を持たせるような

表現である・・・


「酒食を・・」というのも、

不飲酒戒を掲げる

佛の教えに対して

あからさまに

異を唱えるが如き

直接的な表現でいやらしい・・

酒宴と法事の区別が

わからなくなってきているようだが

全然別物である。


初七日も

一般的かもしれないが

当院のように

古来の伝承、伝統を守って

きちんと初七日目に

行なっている

お寺さんも

たくさんある。


「一般的」などと、

あたかもそれが

通常であるかのような

誤った表現で

一般人を誤解させる記述は

非常に不快である・・


「精進落とし」は

本来は、精進潔斎する期間があって

はじめて

精進落としなわけだが、、、

「お通夜振る舞い」も

鯛やヒラメのまいおどり・・・

お葬式終了後の会食にも

焼き肉モウモウだが、、

「死者のために喪に服して

精進潔斎する」ということが、

どういうことなのか

分かってはいないようだ・・・


葬儀屋ディレクターに

そそのかされて

なくなった人も

あみださんに

はってはってされているようだ・・・


ただしい、ほとけのおしえ。



おじゅっさんの

教えてくれる

仏教のおしえに従わなければ

すくわれはしない・・・

胎蔵界の灌頂





http://www.reiunji.or.jp/


ダラ@@@の灌頂は

チベット関係者自身

よくわかっていないのか、、

日本の伝統では

「結縁灌頂」は

一般大衆が受けることができないとでも

思い込んでいるようだ・・・


高野山でも毎年5月、10月に

結縁灌頂が執り行われているが

東京・湯島の霊雲寺で

執り行われている

結縁灌頂は、

実際に投花した尊に

結縁できるという。。。!


真言宗は「メイドin中院流」

だと思い込んでいる

おじゅっさんが多いが、、

ぜひ、新安流で

結縁したいものだ。。

2011年9月21日水曜日

シャム爪









浴油供開壇にあたって

あちらこちら、、

走り回って

「御供物」を

買い集めなければならない。。


特に、お聖天様のことに関しては

「けちる」とか

「ねぎる」といった

みみっちいことをしてはならない・・


大奮発をして

「シャム爪」などの

入手困難な

珍貴なものを

取り揃える。。。


三井英光老師様の

お多羅には

大量の白檀の「割り」が

投入されて

「香油」としていたが

香油を注ぎかけて

メシアとするには

オリーブ油もしくは、

スパイクナード(ナルデ)

を用いる伝承のようだ・・・


月桂樹の月桂冠ではなくて

オリーブの枝で

オリーブ冠にするのが

正しいようだ・・

目には目、歯には歯を





「千生捨眼」という

本生譚(ジャータカ)があるという。


むかし、釈迦佛が

菩薩だった時、

恵施を行うことを楽しみ

プシュカラーヴァティーの国で

千回生まれ変わって王となり

盲者への施しとして

千回、

眼を与えたという・・








「目には目、歯には歯」

というのは

報復のススメではなくて

代価に見合った

代償を支払うことの教えであるが

玄奘三蔵が

シルクロードを旅した頃は

仏の教えとして

正しく伝わっていたものが

今では国も変わり

宗教も変わり、

正しい教えでは

なくなってしまったようだ・・

2011年9月20日火曜日

ハレとケ





台風が近づいています・・

バケツと

ビニールシートを持って

走り回る日々です・・・



お参りには

「晴れ着」を着て

正装しましょう。



法事やお墓のお参りでも

簡単に思っているのか、、


「普段着(褻・ケ)」

で、やってくる人が

最近ちらほら

見受けられます。。


「徳島へ行く」(街へ行く)

とか、

神社仏閣への

お参りには

「晴れ着」や

「よそ行き」と言われる

きちんとした

「正装」でなければ

恥ずかしい思いをしていた昔・・


今では、

作業着やジャージ、

普段着でも

なんとも思わない

恥ずかしいとも思わない

厚顔無恥な

礼儀知らずがいます。





真言宗で有名な

「後七日御修法」


聖天浴油壇も構えて

厳儀にて

修されるが、、

天皇陛下の勅使をはじめ、

一般関係者たちも

もちろん、、

「正装」で臨む。。






徳島あたりの

おじゅっさんたちも

各種会合、祝賀会などには

「普段着」「仕事着」である

「改良服」は

あまり着ている人はいない。。


スーツや礼服を

きちんと着こなす

おじゅっさん。。


さすが、、

常識人である。。

フフフ・・・

2011年9月19日月曜日

三禮の仕方





仏教は

禮に始まり、禮に終わる。


美しい禮は、

信仰心の表現である。


雑雑とした

いい加減な禮をするのを見れば

不信感を覚える・・


おじゅっさんが

祭壇などに向かって

深々と丁寧に

おじぎをして

禮を尽くせば

「おじゅっさんが

うちの先祖にひれ伏しよる」

などと、

勘違いするようである・・


最近、おじゅっさんも

きちんとした礼儀作法を

教わらないのだろうか・・?

三禮をしても

動作が合わないし、

動作も素早い・・


チャチャチャっっと、、

早い動作は

軽々に見えて仕方がない・・


伝授会でも

会場狭小のため、

ほとんどが

「居ながら」三禮。である・・


もっと、優雅に

はんなりとして

威風堂々と

威厳すら感じさせるような

立ち居振る舞いを演じなければ

「信」を得ることは

できないだろう・・・



お作法では、

まず、ひれ伏す。

これが、基本姿勢。

だいたいの人は

これを飛ばして

ひれ伏すのを①として

勘定に入れてしまう・・・(×)








ひれ伏した状態から

「ヲンサラバタタギャタ」

と言いながら

立ち上がる。

これが第1の禮の動作。


「ハンナマンナノウキャロミ」

と言いながら、

1、右ひざ

2、左ひざ

3、右ひじ

4、左ひじ

5、額

の順番でひれ伏して

最後に

両手の指先を少し上げて

如来のみ足を禮すると想うのである。




これが3セット。









三度、ひれ伏すのではなくて

実には三度立ち上がる

ウェーブのような、

スタンディングオベーション

なのである。。


五体投地の五体は

両膝、両肘、額を指す。



ひれ伏した時の

最後の状態で

足のつま先が

立ったままでは

不作法である。


足首を伸ばして

きちんと正座した状態で

ひれ伏さなければならない。


これほど厳格に

きちんとしたお作法が

伝承されているはずだが、、

おじゅっさんの教育システムも

昔ほどは厳格では

なくなってきているようで

立ち居振る舞いも

「きれいなおじゅっさん」が

絶滅しつつあるようだ・・・

2011年9月18日日曜日

聖天浴油供開壇(非公開)




http://www.seizansha.com/item_detail/itemCode,m21000901/



青山社から浴油次第が

出版されたようです。。


あちこちで

伝授会も行われるようです。


真言宗の僧侶の

ほとんどが

敬遠して

修そうとも思わない

不思議な修法・・・


「一生、続けないといけない・・」

「必ず、障碍がある・・」

「毎朝、3時から・・」





何も知らない、、

教えてもらってもいない

にもかかわらず

風評だけ

聞きかじって

真言の正しい教えを

聞こうともしない・・


お大師様や、

真然大徳が

一生涯、

浴油壇にかじりついて

他の何事も

しなかった、とでも言うのか?


七日の「期限り」が

インド伝来の作法であるが

どうやら、、

天台、天部の

体育会系のような

ハードな修行形態の

噂だけが

ひとり歩きしているようだ・・




ボッタクリと評判の

当院の「浴油供」も

久しぶりに

大施主がついて

「開壇」されます。。



「浴油行者」でなければ

お頼みできないのでは・・?


とか、


「一生修法の行者」

でなければ

効果がないのでは??


とか、


安売りしている浴油祈願が

よければ、、

大寺院で申し込めばいいのであって


自分だけの

手ずからの供養をして

お聖天様を

拝みたいと思い、

大法螺窟にご縁の

あるかたのみが

当院に申し込めばよいのであって


当院の浴油供で

なければならない理由

が無ければ

開壇の御利益には

あずかれないようだ・・


ちょいちょい

「お問い合わせ」だけはあるが

お聖天さまを

おちょくっているだけなのか、、?

ボッタクリの浴油料に

引いてしまうのか・・・?










拙僧も浴油壇に

かじりついて

大寺院の行者様のように

軟禁状態に

されたくはないが、、


浴油のご祈願が増えてくれば

致し方ないことなのだろうか・・?


願わくは、聖天さま。

わたくしの自由も

保証してください。。



フフフ・・・

2011年9月17日土曜日

蠱毒から救われる・・





縁日の集まりに早く来た

某さん、、


浴油の話をしていると

「あっ!」

蠱毒に襲われた・・・


足にぶら下がる

五寸ほどの蠱!!


!!!



「ゑぃっ!!」


やっつけて



秘伝の・・・で、、

お供えあれこれ





怒涛のような

大雨に

少しビビりました・・


それでも、

新たに加わった信者さん方や

たくさんの

お参りの方々で

ご縁日は

賑わいました。。


高温障害と台風の影響で

「蘿蔔」が高騰しています・・・


「ひんけた」蘿蔔は、

お供えにならないし、、

目をむくほどの値段が付いています・・


『中院流三十三尊法口訣』では

大根が手に入らぬ時には

「タネ」を用いよ。とある。

便法として

そういうことが許されている。


致し方ないので

蘿蔔の代わりとして

「こんこ」

にしてみる。


お聖天様お気に入りの

「グレープはんにゃ」

蒼龍酒造の無添加ワイン!


「菊水マグナム」!

これは、希少品!


あと、

お供えいただいた

「芳水」(徳島さん)

それと

新米初穂!



実にいろいろ盛り沢山だ!


某有名聖天寺院では

お酒や、大根が

とんでもない量ほど

上がるようだが、、

あとの始末に困るようだ・・


あとの始末に困らぬ

「金塊」などが

お供えには

便利だと思う・・・

2011年9月16日金曜日

浴油供祈願




本日はご縁日です



多くのご祈願が

寄せられるようになり、

大法螺窟聖天様も

ずいぶん、

御威光が増した

ように思います。


お供えに

持ってきてくださった

ぶどうを見て

ふと、

むかし、学生時代に

個人的に習いに行っていた

御詠歌の先生

(詠監で高野山の重鎮だったみたい)が


「天部の神さんには

ぶどうをおまつりするのが

いいらしい。。」


と言っていたのを

思い出した。


ザクロは

「多産の象徴」として

今でも中近東の辺りで

吉祥菓とされているようだ。


ぶどうも

房が鈴なりで

めでたい果物のようだ


玄奘三蔵も

インド近く(中近東辺り)

にまで近づくと

グレープジュースが

供養として

度々、出されたようだ。。


ひょとして、、

お聖天様には

「グレープはんにゃ」が

いいのかもしれない・・・




「おじゅっさん、

お飲み物は、

なににしましょうか?」


















「ドンペリ」



フフフ・・・

2011年9月15日木曜日

あすはご縁日





少し涼しくなってきて

麦はんにゃよりも

「土佐鶴・大吉祥」や

「つうのさけ・梅錦」が

恋しくなり

盛大なお供えを

する日々です。。


金の延棒も

お供えしてください

お待ちしています。