専門家ゲスト:村上正人さん(日本大学板橋病院心療内科科長)、青木絢子さん(日本大学板橋病院心療内科)
ゲスト:六角精児さん(俳優)、城之内早苗さん(歌手)
梅雨時期など季節の変わり目に、けん怠感、頭痛、手足の冷えなど“なんとなく不調”の症状がでたりしませんか?その“なんとなく不調”の原因は、身体の血管の周りに存在する「自律神経」の乱れにあるかもしれません。番組では、あなたの自律神経の調子を確かめる方法や、自律神経の調整能力を高め“なんとなく不調”を解消する方法を紹介しました。
名古屋大学環境医学研究所の佐藤純准教授によると“なんとなく不調”を引き起こす引き金は、季節の変わり目に頻繁に起こる「気圧の変化」だと言います。気圧の変化はストレスとなり、日頃のストレスとあいまって自律神経を乱し、それが不調につながるのです。特に近年の梅雨は晴れと雨を頻繁に繰り返すタイプが多く、気圧の変化が激しいので自律神経の乱れに要注意、日頃からストレスをためないことが大切と佐藤先生は言います。
今の自分の自律神経が、正しく働いているかどうか確かめる方法を日本大学板橋病院の村上正人先生に教えていただきました。
あくまで目安ですが、その値が、マイナスだったりプラス30以上だった場合は自律神経が乱れている可能性があるかもしれません。こうした値が1か月以上続いた場合は、自律神経の乱れが慢性化している可能性もあります。
※体調に不安がある方、通院中の方はお控え下さい。また、計測中で気分が悪くなった時は中止してください。
自律神経の調整能力を高める方法として「自律訓練法」を日本大学板橋病院の青木絢子先生に教えていただきました。
※自律訓練法は医師の指導やカルチャースクールなどで講習を受けてから実施したほうが、効果が上がると言われています。また2~3か月続けることでより効果が得られます。
※統合失調症や夢遊病などの症状がある方は、症状が悪化する場合がありますので行わないで下さい。通院中の方は、医師と相談の上、行ってください。