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放送内容


6月1日(水)

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メインテーマ解消!“なんとなく不調” カギは○○○○


出演者

専門家ゲスト:村上正人さん(日本大学板橋病院心療内科科長)、青木絢子さん(日本大学板橋病院心療内科)
ゲスト:六角精児さん(俳優)、城之内早苗さん(歌手)

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梅雨時期など季節の変わり目に、けん怠感、頭痛、手足の冷えなど“なんとなく不調”の症状がでたりしませんか?その“なんとなく不調”の原因は、身体の血管の周りに存在する「自律神経」の乱れにあるかもしれません。番組では、あなたの自律神経の調子を確かめる方法や、自律神経の調整能力を高め“なんとなく不調”を解消する方法を紹介しました。

季節の変わり目と“なんとなく不調”の関係について

名古屋大学環境医学研究所の佐藤純准教授によると“なんとなく不調”を引き起こす引き金は、季節の変わり目に頻繁に起こる「気圧の変化」だと言います。気圧の変化はストレスとなり、日頃のストレスとあいまって自律神経を乱し、それが不調につながるのです。特に近年の梅雨は晴れと雨を頻繁に繰り返すタイプが多く、気圧の変化が激しいので自律神経の乱れに要注意、日頃からストレスをためないことが大切と佐藤先生は言います。

自分の自律神経の調子を確かめる方法について

今の自分の自律神経が、正しく働いているかどうか確かめる方法を日本大学板橋病院の村上正人先生に教えていただきました。

  1. 仰向けに寝て、5分間安静にしてから1分間あたりの脈拍を計測
  2. その場に立って、再び1分間あたりの脈拍を計測します。(立ってすぐ/1分後/3分後/5分後に計測してください)
  3. そして、寝ているときの脈拍と、立ったときの脈拍を比較します。

あくまで目安ですが、その値が、マイナスだったりプラス30以上だった場合は自律神経が乱れている可能性があるかもしれません。こうした値が1か月以上続いた場合は、自律神経の乱れが慢性化している可能性もあります。

※体調に不安がある方、通院中の方はお控え下さい。また、計測中で気分が悪くなった時は中止してください。

自律訓練法について

自律神経の調整能力を高める方法として「自律訓練法」を日本大学板橋病院の青木絢子先生に教えていただきました。

  1. できるだけ静かで薄暗い場所に行き、椅子に身体を預けます。
  2. 「気持ちが落ち着いている」と心の中で唱えます。気持ちが落ち着くまで繰り返します。
  3. 「右腕が重たい」「左腕が重たい」「右足が重たい」「左足が重たい」と順番に唱えます。
  4. 「右腕が温かい」「左腕が温かい」「右足が温かい」「左足が温かい」と順番に唱えます。
  5. 最後に必ず「大きな伸び」をして、自律訓練法に区切りをつけます。

※自律訓練法は医師の指導やカルチャースクールなどで講習を受けてから実施したほうが、効果が上がると言われています。また2~3か月続けることでより効果が得られます。
※統合失調症や夢遊病などの症状がある方は、症状が悪化する場合がありますので行わないで下さい。通院中の方は、医師と相談の上、行ってください。


出演者の関連情報出演者の関連情報
●著書
<日本大学板橋病院 心療内科科長 村上正人さん>
・『最新版 自律神経失調症を治す本(よくわかる本)』[単行本](主婦と生活社 1,155円)
・『最新 ストレス対策で病気を防ぐ、治す本』[単行本](主婦と生活社 1,000円)


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