京都・亀岡事故:運転の少年、遊び仲間と無軌道生活
毎日新聞 2012年04月30日 22時16分(最終更新 05月01日 09時15分)
京都府亀岡市で集団登校中の児童ら10人が車にはねられた事故で、無免許で運転した少年(18)=自動車運転過失致死傷容疑などで送検=の生い立ちや事故前の行動が取材で明らかになった。遊び仲間と共に無軌道な生活を続けた末に事故を起こした。惨事から1週間たった4月30日、被害児童らが通っていた市立安詳(あんしょう)小学校の校門近くに置かれた献花台に時折、親子連れらが花を手向けた。死亡した小谷(おだに)真緒さん(7)の祖父は事故現場を訪れ、「ごめんな。真緒。ごめんな」と涙をにじませて手を合わせた。【まとめ・堀智行】
近所の人などによると、少年は父親と兄との3人暮らし。幼いころは「小柄でおとなしい子だった」という。小学生の時、スポーツチームで主将を務めた。指導者だった男性(25)によると、少年は準備や片付けを率先し、周囲を励ましていた。「何事にも前向きな子だった。今回の件はショックだ」という。