ここから本文です
最終更新:2012年5月27日(日) 0時25分

福島第一原発4号機の建屋内部、初公開

動画を他のプレイヤーで見る


 福島第一原発の事故から1年3か月。26日、4号機の原子炉建屋の内部が初めて報道陣に公開されました。

 破壊された装置などがれきが散乱する薄暗い室内。これは福島第一原発4号機の原子炉建屋内の映像です。細野原発担当大臣の視察に同行するという形で、今回初めて報道陣に公開されました。

 階段を上っていくと、水素爆発によって壁が吹き飛んだ影響で徐々に明るくなってきます。使用済み燃料プールには白いシートがかけられていて、ここには今も1535体の燃料が収められたままです。

 「私は4号機から70メートルほどの場所に立っています。爆発によって4号機の建屋は壊れましたが、原子炉建屋の上の部分のがれきは撤去が進んでいるのがわかります」(記者)

 3号機の原子炉建屋と比べると、がれきの撤去が進んでいる4号機。3号機の海側では最大で1300マイクロシーベルトを計測していて、依然として線量が高い状態が続いています。

 (Q.建屋に入った感想は)
 「あれ(狭い階段)を上って、全面マスクで、上で作業をするとなると、非常に過酷だと思いました」(細野豪志原発担当相)

 東京電力は、来年末までに4号機の使用済み燃料プールから燃料の取り出し作業を始める方針です。(26日20:05)

2012年5月26日(土)のニュース一覧