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【プロ野球】「横浜」と表示されたけど… DeNA、因縁の楽天戦で大勝2012年5月27日 紙面から
◇DeNA8−1楽天DeNAが大勝し、3連敗を免れた。ラミレスが1回に先制二塁打を放ち、3回には3号2ラン。終盤に5点を加えた。高崎は7イニング1失点で2勝目を挙げた。楽天は好機での打撃に工夫がなく、3回の1点だけにとどまった。 ◇ 痛快な勝利だ。DeNAが、球界参入の際に抵抗された楽天との初対決で、14安打8得点と打ちまくり、ねじ伏せた。打線に火を付けたのは、絶好調のラミレスだった。 初回は先制の適時二塁打。3回には11試合ぶりの3号2ランで突き放した。「狙っていたわけじゃないけど、いいスイングができた」と声を弾ませた主砲は、6回にも中前打し、2試合連続の猛打賞。マルチ安打以上は5試合連続。最近5試合は19打数12安打、打率6割3分2厘の“超”絶好調。見事に勝利の立役者になった。 因縁の一戦。試合前には、スコアボードのチーム名が「横浜」と表示される一幕もあった。池田球団社長が楠本広報部長に指示し、球場側に「DeNA」と変えてもらうなど、何かと話題の多かった楽天との初対決を制した。 「仙さん、勝たせていただいてありがとう。きのう(25日)雨で流しているからまだ3試合ある。これからもいい試合をしたいね」。屈託ない中畑監督は何の遺恨も感じていないが、注目の初戦を制しホッとした表情だった。ビジターでの連敗も「10」で止めたが、何よりも喜んだのは、仙台で勝ったことだ。 福島県出身の中畑監督は就任前に東日本大震災の被災地を20カ所以上まわり、宮城県も何度も訪れていた。地元ファンは忘れていない。試合前のメンバー交換でグラウンドに姿を現すと、星野監督に負けないくらいの大きな拍手が沸き上がった。「選手がどこかでそういう(被災地でプレーするという)意識を持っていてくれたかもしれない。福島からも見に来てもらったので、こういう勝ちゲームを見せることができてうれしい」としみじみ話した。 (後藤慎一) PR情報
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