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【プロ野球】

巨人連勝10でストップ 沢村で始まり沢村で止まった

2012年5月27日 紙面から

ロッテ―巨人 1回裏無死、岡田の打球が巨人先発の沢村の右足に当たり内野安打となる=QVCマリンフィールドで(中西祥子撮影)

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◇ロッテ5−2巨人

 ロッテが逃げ切った。3回に井口の適時二塁打とサブローの3号3ランで4点を先制し、7回にも1点を加えた。成瀬が8イニング2/3を2失点で5勝目を挙げた。巨人は交流戦初黒星を喫し、3分けを挟んでの連勝は10で止まった。

     ◇

 無敵の連勝街道がついに10で止まった。原巨人が5日の阪神戦(甲子園)以来21日ぶりの黒星を喫した。先発の沢村が3回にサブローに痛恨の3ランを被弾するなど4失点。打線も成瀬を打ち崩せず、交流戦8試合目で初めての黒星を喫した。

 沢村で6日から始まった“白星の輪”は、沢村で途切れた。「僕で(連勝が)終わるのは嫌だったんですが、力不足です。情けないですね」。自身の連勝も3で止まって4敗目。「4勝4敗に戻ってしまった。これでは(11勝11敗だった)昨年と一緒」と語気を強めた。

 序盤から直球が浮く苦しい内容だった。我慢の投球も3回に持ちこたえられなくなった。2死一、二塁から井口に内角直球を左翼線にはじき返されて先制の1点を献上。そして、続くサブローにも再び内角直球を左翼席に運ばれた。被安打8、失点4はいずれも今季ワースト。「一気に4点を取られると、きつい展開になる」と大量失点を悔やんだ。ただ、川口投手総合コーチは「こんな日もある。このところ風邪気味で、少し鼻声、鼻垂れだった」と体調不良だったことを明かし、この日の乱調に理解を示した。

 連勝ストップにも動じることはない。原監督は「こういう(厳しい)戦いの中で(10連勝という)数字を積み重ねることができた。しかし、これを境に、また新たなスタートを切るということですね」とサラリ。黒星を良薬として受け止める余裕が、今の巨人にはある。 (井上学)

 

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