福島第1原発:4号機、プール底部を補強…事故後初公開

毎日新聞 2012年05月26日 21時06分(最終更新 05月26日 23時15分)

シートに覆われた福島第1原発4号機の使用済み燃料プールを視察する細野原発事故相ら=福島県大熊町で2012年5月26日午後1時56分、代表撮影
シートに覆われた福島第1原発4号機の使用済み燃料プールを視察する細野原発事故相ら=福島県大熊町で2012年5月26日午後1時56分、代表撮影

 政府と東京電力は26日、昨年の東日本大震災で事故を起こした福島第1原発(福島県)4号機の原子炉建屋内部や使用済み核燃料プールを事故後初めて報道陣に公開した。4号機のプールを巡っては、専門家や地元から「耐震性に疑問がある」との指摘があり、耐震補強の状況などを公開し、不安を払拭(ふっしょく)する狙いがある。

 ◇曲がる鉄骨

 細野豪志・原発事故担当相らが廃炉などに向けた作業を視察するのに合わせ、内閣記者会と在日外国報道協会の代表計4社(4人)に同行を許可した。

 同行記者によると、建屋1階内部は毎時50マイクロシーベルトだった。5階(高さ約40メートル)に続く仮設階段は肩をすぼめて通れる程度の幅で、天井は低く中腰の姿勢を強いられた。プール底部を支える鉄筋コンクリートが設置された2階では線量計が鳴り、「毎時500マイクロ(シーベルト)。急いで通り過ぎて」と促された。

 水素爆発があった4階では一気に明るくなり視界が開けた。しかし、がれき撤去は進まず、配管や鉄骨もアメのように曲がり、一部はさび付いている。

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