2010年7月25日日曜日

才能のある人と無い人の差を見た

男の人が入り口に立った。
何と言ったらよいか戸惑っているようである。

「僕のこと知ってる?」

・・・。

「また来た・・」

( - ゛-) 悪い奴か・・良い奴か?

連続でいろんな人が来て嫌がらせも受けた。
告訴する事を伝えると「パタッ」と来なくなった。
来なくなったと思っていた。

その男の人が名前を名乗った。
有名な小説家の名前である。
僕も読んだ事がある。

顔を見るとなんとなく分かった。
本人である。

「何しに来たのだろう・・」

・・・。

「手帳いいね」

・・・。

「手帳・・あの文書か・・」

・・・。

僕は出来事を黒い手帳に書いていた。
僕に圧力をかける者達と戦う道具として使っていた。
その事を文書で相手に知らせ抑止力に使った。
その文章の事を言っているようだ。

「手帳つかっていい?」

・・・。

「手帳はただの言葉なのでどうぞ使ってください」

・・・。

「そう言ってくれると思っていた」

「有り難う」

少し世間話をしたような覚えもある。

お互いに人見知りがあるようで静かな会話だった。

自分に自信のある人は物静かな人が多い。
静かな中に自信を持っている人が多い。

何年か過ぎてたまたま本を読んだ。
忘れていた・・そう言えば来た覚えがある。

手帳をテーマに書かれた物語だ。
作品をつくる人は言葉のフレーズなどから刺激を受ける。
刺激を受けたものから想像が働きその人の形になる。

その作者の世界が広がっていた。

面白かった。

・・・*

同じような言葉を語り訪ねてくる人達。
中には脅して何かを得ようとする人達もいた。
才能の差が同じ訪ね方でも結果の違いを見せた。

自分を持つ作家の価値観はオリジナリティーである。
何でも欲しがることはしない。

「僕の事知ってる?」

才能のある人以外は口にしてはいけない。
その先には不幸が待っているのだから・・

忘れた頃に不幸の扉は開かれるのだ。
だから不幸の扉と呼ばれるのだ。

いまさら・・なんで・・・
不幸だと君達は「きっと」思うだろう。
当然の報いなんだけどね。

反省していない悪い子は自分の不幸を嘆くがよい。
僕は不幸の扉を開き始めたのだ。

開け~ゴマ~

ミ((((( ̄○ ̄) ぽん。