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2012年5月26日23時54分

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廃炉作業阻むがれき 福島4号機・建屋内部を初公開

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写真:福島第一原発4号機の5階部分。右端は白いシートで覆われた使用済み燃料プール=26日午後1時52分、福島県大熊町、代表撮影拡大福島第一原発4号機の5階部分。右端は白いシートで覆われた使用済み燃料プール=26日午後1時52分、福島県大熊町、代表撮影

写真:水面が見えた福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの一部=26日午後2時5分、福島県大熊町、代表撮影拡大水面が見えた福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの一部=26日午後2時5分、福島県大熊町、代表撮影

写真:福島第一原発4号機の原子炉建屋の5階部分を視察する細野豪志原発担当相ら=26日午後1時55分、福島県大熊町、代表撮影拡大福島第一原発4号機の原子炉建屋の5階部分を視察する細野豪志原発担当相ら=26日午後1時55分、福島県大熊町、代表撮影

写真:公開された福島第一原発4号機の原子炉建屋=26日午後1時55分、福島県大熊町、代表撮影拡大公開された福島第一原発4号機の原子炉建屋=26日午後1時55分、福島県大熊町、代表撮影

写真:距離約70メートルから見た福島第一原発4号機の原子炉建屋=26日午後1時17分、福島県大熊町、代表撮影拡大距離約70メートルから見た福島第一原発4号機の原子炉建屋=26日午後1時17分、福島県大熊町、代表撮影

写真:原子炉建屋が爆発した福島第一原発4号機では、むき出しになった使用済み燃料プールの上が白いシートで覆われていた=26日午後2時11分、福島県大熊町、朝日新聞社ヘリから、上田潤撮影拡大原子炉建屋が爆発した福島第一原発4号機では、むき出しになった使用済み燃料プールの上が白いシートで覆われていた=26日午後2時11分、福島県大熊町、朝日新聞社ヘリから、上田潤撮影

図:福島第一原発4号機原子炉建屋拡大福島第一原発4号機原子炉建屋

 政府と東京電力は26日、爆発した福島第一原発4号機の原子炉建屋内部を報道陣に公開した。原子炉建屋内部の公開は事故後初めて。廃炉に向けた作業が最も進む4号機だが、依然としてがれきが建屋内に大量に残り、困難を極めている。余震による再事故の危険性も抱えている。

 事故を起こした1〜4号機のうち、4号機は地震発生時に検査で止まっていた。燃料はすべて使用済み燃料プールに収められていた。燃料の数は同じ大きさの原子炉3基分の1535体に上る。東電は燃料を来年12月に取り出し始め、2年かけて近くの共用プールに移す。しかし、がれき撤去は昨秋から始めたが、6割ほどしか進んでいない。

 東電は東日本大震災と同じ程度の揺れに襲われても、4号機の原子炉建屋は耐えられると評価。昨年7月には念のため、プールの下階に鉄骨の支柱とコンクリートで補強工事をした。仮にプールの冷却装置が壊れて燃料が冷やせなくなっても、燃料がプール水面から露出するまでには2、3週間の余裕があるという。

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