2011年1月3日月曜日

僕は告発することにする(その16)

北欧の旅で感じた事を僕は書いた。
この文章は革新系の者達の非難を浴びた。
彼らの運動に取って都合が悪いらしい。

・・・。

真冬のストックホルム。
外は息が凍るような寒さを感じた。
とてもこの国に長い出来る気がしない。

「どうするか?」

駅の構内を歩いているとインフォがあった。
インフォメーションは僕の大切な情報源である。
何気なく置いてあるトーマスクックの地図を見る。
北極圏にある最北の駅が目についた。

聞いて見るか・・

「ここに行きたいのですが?」

インフォメーションの女性が僕の顔を見た。
僕の表情から情報を読み取っている。
そのことに気がついた。

この女の人・・僕と同じ事をする。
相手の意図を言葉以外の部分からも読み取る。
読み取ったものを元に想像している。
こんな女性とあったのは初めてだ。

僕の北欧への興味はこの女性から始まった。
外観は覚えていないのだが彼女の発する優しい音。
優しさに溢れた音の響きを僕は覚えている。

相手の求めるものを読み取り提供しようとする。

なんか懐かしさを感じる。
普通に日本では行なわれていたことである。
言葉で書くと「察する」「思いやる」・・
そんな言葉が日本でも普通にあった。
普通の家庭にはあったはずである。

損か得かでものを考える人が得する世の中。
その流れが強くなった社会では失われてしまう。
それで良いのだろうか?

僕は北欧に行った時。
なぜか古い日本を見たような気がした。
異国の地で日本を感じたのだ。

・・・*

北欧諸国を巡っていると不思議な事に気がつく。

日本では・・
北欧の福祉を求めるのは左の運動団体が多い。
僕が実際に見た北欧の各国の状況。
日本の自民党のが近い気がする。
合理的な町の動きを感じた。

「これが社会民主主義?」

スーパーに買い物に行っても店員が少ない。
少ないが慌しく働いているわけではない。
労働環境も守られている。

効率化の意味を北欧諸国では理解している。
必用なバランスを考え仕組みをつくっていたのだ。

日本に戻り図書館で資料を調べた。
国民一人当たりに割ったGDPの数値が日本より高い。
効率的な収益を上げていることが裏付けられた。

そんな文章を当時書いた。
日本の自民党に近いことを書いた。

革新系の人達が押しかけて抗議された。

そして侮辱され笑われた。

「思いっきり笑いやがった」

僕の嘘を調べる為に東京大学の教授達が調べた。
この頃の先生方は僕を悪い人と決め付けていた。

調べてくれたおかげで・・
当時のスウェーデンの政治の状況が分かった。
新自由主義と社会民主主義の考えが・・
融合されていたのだ。

政権交代のある国だと言うことを日本人は忘れていた。
僕が感じた感覚が正しいことが証明されたのだ。

「フン」

日本には北欧の高い福祉を求める人がいる。
福祉ばかりを強調する事が不思議である。

僕は北欧の国の人のすごさは国民の考える力だと思う。
社会の状況を見て考え必用な変化を決める。
この積み重ねの結果が高い福祉になった。
それだけのことではないのだろうか?

負担に持ちこたえられない状況が訪れれば・・
また必用なバランスを取るだろう。
変化することを避けない国。
それが北欧の凄さだろう。

北欧諸国から感じたのは日本の保守である。
守るべきものを守り変えるべきものを変えて行く。
その姿に日本の保守の姿を僕は感じた。

僕の発言や文章は革新系の者達には危険らしい。
彼らの発言を根底から壊してしまうらしい。
僕に悪意を持つ者達と組みだした。
一斉に攻撃を始めたのである。

この国では言論の自由と叫ぶ者達が発言を妨げる。
僕は身を持ってその事を経験した。

発言を止めないと精神病扱いにされた。
その時に送られて来たのが精神科医の香山りかさんだ。
いろいろ質問され答えさせられた。
精神病ではないことが判明した。

「何で」

「何でこんなことになっているの?」

悪意のある話を聞いて来たのだろう。

精神病にさせられ危うく病院に監禁される所だった。
これは大変恐ろしいことではないのだろうか?
ここまでやろうとしたのである。

「口封じの為に・・」

・・・。

精神科医の香山りかさん。
この先生その後日本TVの番組に出演している。
この番組のレギュラーの吉本興業の加藤浩次。
そしてテリー伊藤らに頼まれたのだろうか?
吉本興業のよく使う手である。

それが事実ならこの人に信念はない。
全共闘関係者に頼まれ僕精神病にしようとした。
そして今度は犯罪者の協力を行なった。

「結果的にはそうである」

吉本興業はTVで何回か関係者を出している。
当時を知る者を横に座らせるやり方をする。

「お前の味方はいないよとでも言いたいのか?」

・・・。

いくらやっても真実は消えない。

加藤お前はやっちまったんだよ。
俺の事務所に勝手に入り俺の胸倉持って言った。

「お前だせえな」

「本当に山口組の00達と昔揉めたのか?」

「とても少年院出ているとは思えねえな」

「俺も今度報道出るからよ」

「だせえやろうだ」

この加藤と言う男。
吉本興業の山口智充や島田紳助の流れで来た男だ。
俺も報道出るからよと発言したことで分かる。

何の為に僕の所に来たのか?
その理由を考えれば誰でも分かる。
僕はこの時この男と初めて会ったのだから・・

・・・。

「加藤」

「お前責任も取れねえのか?」

「半端者め」

・・・。

こいつらを見ると日本が失って来たものが見える。
損か得かでものを考える者達特有の姿である。
人としての誇りのない者達の姿である。

こいつらは都合が悪くなると言う。

「不良仲間じゃないか?」

・・・。

「こいつら吉本興業はおかしな事を言う」

「お前らみたいな半端者と一緒にするな」

それにしてもこいつらの横に座る者達。
僕の所に顔を出した精神科医の香山りかさん。
宣告と言う本を書いた精神科医の加賀乙彦さんの後輩だ。
加賀先生が僕の所に会いに来たことを聞いて・・
貴方が改めて僕の所に訪ねて来た。

「僕は覚えているよ」

少しだけど宣告の内容について話をした。

貴方とは揉めた記憶がない。
そんな貴方が何で事情も知らずに・・
彼らの支援をするのか?

彼らの横に座りメッセージを出すのか?

「貴方に信念はないのか?」

・・・。

貴方と一緒に座っていた人。
ワタミの渡邉美樹社長。

渡邉美樹社長も部分だが事情を知っている人だ。
最初は僕に対して悪意のある言葉を信じ騙されて来た。
貴方は騙されて僕の所に来た。

すぐに騙されたと分かり謝りに来た。
その後何度か貴方が僕の事務所に寄った。
いろんな話をしたことを思い出します。

彼らは貴方とは違いますよ。
吉本興業の加藤浩次は騙されて来たわけではない。
彼はその番組の出演が決まり僕の所に来た。
その時に初めて僕の所に来た男だ。

彼の目的は僕を侮辱することである。
その行為が番組出演の条件のようだった。
そんな風に見えたよ。

僕はこの男とその時に初めてあったのだから。

そんな男の横に並んで座るワタミの渡邉美樹社長。

「がっかりしましたよ」

「貴方とは良い話ができたと思っていました」

「残念です」

・・・。

真実はひとつです。

彼らは番組に出て意見を言える立場ではない。
日本TVが出演停止にしないことが不思議である。
モラルの無い放送局の実態を感じる。

「日本TVに報道を語る資格は無い!」

僕は日本TVは異常だと感じている。
真実を国民の前に明らかにして国民に問いたい。
真実を明らかにすれば良い話である。

見逃すわけには行かない。
日本が創り直さなければならないもの。

「人としての品格である」

「国家の品格である」

TVに出る者が与える影響は大きい。
他の国以上に日本ではTVの影響が大きい。
ヨーロッパでは宗教が人に善悪を教え分けている。
日本の道徳心は武士道などの精神論が影響を持っていた。
非常にデリケートなものである。
壊れてしまっている。

学校教育の中で道徳心がつくられない時代。
TVから受ける影響の大きさに気がつく。

不正をした者がTVで社会に意見を言う姿。
善悪に分けられない社会の姿を感じる人は多い。
こんな姿を示していてこの国が良くなる分けが無い。

日本のソドムとゴモラの場所が放送業界である。
国民に真実を知らせ罰を与える時が来たのである。
真実を伝え国民は考えるだろう。
そして判断する。

審判の日である。

( - ゛-) つづく。